生き物に欠かせない重要な「睡眠」。
睡眠とう行為を行わないと、生きていけないほどなくてはならない重要な睡眠ですが、睡眠には「ノンレム睡眠、レム睡眠」の2つがあります。
今回は、ノンレム睡眠とレム睡眠について端的に解説していきます。
ノンレム睡眠とレム睡眠とは
ノンレム睡眠とレム睡眠は、睡眠の2つの主要な段階です。
・ノンレム睡眠は、脳波がゆっくりと整った状態の睡眠です。
・レム睡眠は、脳波が速く不規則な状態の睡眠です。
ノンレム睡眠は、睡眠の約75%を占めています。
ノンレム睡眠は、以下の3つの段階に分けられます。
ノンレム睡眠
ノンレム睡眠は、体の回復や成長に重要な役割を果たしています。
ノンレム睡眠中は、成長ホルモンが分泌され、体内の細胞や組織が修復されます。また、免疫機能の向上や記憶の定着にも関わっています。
レム睡眠
レム睡眠は、睡眠の約25%を占めています。レム睡眠は、以下の特徴があります。
・筋肉が弛緩し、寝返りが打ちにくくなります。
・眼球が左右に急速に動きます。
・夢を見やすいです。
レム睡眠は、脳の活性化や記憶の処理に重要な役割を果たしています。
レム睡眠中は、脳が記憶を整理し、新しい情報と既存の情報を関連づけています。また、感情のコントロールや学習にも関わっています。
ノンレム睡眠とレム睡眠は、睡眠の2つの重要な段階です。どちらの睡眠も、体の回復や成長、脳の活性化に重要な役割を果たしています。
ノンレム睡眠のノンとは
ノンレム睡眠の「ノン」は、「non-rapid eye movement」の略で、日本語では「急速眼球運動がない睡眠」という意味です。
レム睡眠は、脳波が速く不規則になり、眼球が左右に急速に動くという特徴があります。これに対して、ノンレム睡眠は、脳波がゆっくりと整った状態にあり、眼球の動きもほとんどありません。
また、ノンレム睡眠は上記に解説した、睡眠の3つの段階(第1段階、第2段階、第3段階)に分けられます。第1段階は浅い眠り、第2段階は深い眠り、第3段階は最も深い眠りです。
第1段階と第2段階の脳波は、レム睡眠の脳波に比べるとゆっくりと整っていますが、それでもまだ急速眼球運動は見られません。そのため、これらの段階もノンレム睡眠に含まれます。
このように、ノンレム睡眠は、脳波の特徴から「急速眼球運動がない睡眠」と呼ばれています。