MX Master 3SとMX Master 4のどちらを選ぶか迷っているなら、価格と基本性能を重視するならMX Master 3S、新しい操作機能や接続性を重視するならMX Master 4が基本的な選び方です。
MX Master 4では、触覚フィードバック、USB-C対応Logi Boltレシーバー、接続性の強化、サムホイールや底面ソールなどが進化しています。
ただし、8,000DPIのDarkfieldセンサー、MagSpeedスクロール、静音クリック、最長70日のバッテリーなど、仕事用マウスとして重要な性能は3Sにも備わっています。
なお、Actions Ringは発売当初のMX Master 4だけの機能ではなく、現在はMX Master 3SもLogi Options+で対応しています。
この記事では、最新仕様を踏まえて違いと買い替える価値まで分かりやすく比較します。
Logicool MX Master 3Sと4の違いを比較表で確認
まずはMX Master 3SとMX Master 4の主な違いを一覧で確認しましょう。
| 比較項目 | MX Master 3S | MX Master 4 |
|---|---|---|
| 発売日 | 2022年6月16日 | 2025年10月30日 |
| 公式価格 | 18,590円(税込)※公式オンラインストア掲載価格 | 21,890円(税込)※発売時公式オンラインストア価格 |
| サイズ 幅×奥行×高さ | 84.3×124.9×51mm | 88.2×128.2×50.8mm |
| 重量 | 141g | 150g |
| センサー | Darkfield | Darkfield |
| 解像度 | 200~8,000DPI | 200~8,000DPI |
| クリック | 静音クリック | 静音クリック |
| MagSpeed | 対応 | 対応 |
| サムホイール | 対応 | 位置を数mm上げ、操作性を改良 |
| 触覚フィードバック | 非搭載 | 搭載 |
| Actions Ring | 対応※Logi Options+が必要 | 対応・専用センスパネルから起動可能 |
| 付属Logi Boltレシーバー | USB-A | USB-C |
| 接続性 | Logi Bolt/Bluetooth | 3/3S比で2倍強固な接続性 |
| 素材 | 再生プラスチック採用 | 汚れ・傷への耐久性や表面処理を改良 |
| 底面ソール | 従来仕様 | 広い面積のソールを採用 |
| バッテリー | 最長70日 | 最長70日 |
MX Master 3Sと4の違いを簡単にまとめると?
MX Master 4最大の違いは、触覚フィードバックを追加し、ハードウェア側の操作性や接続性まで改良したことです。
親指部分の「触覚フィードバック センスパネル」からActions Ringを呼び出せるほか、付属レシーバーはUSB-AからUSB-Cへ変更。
ICチップやアンテナ位置も見直され、ロジクール公式ではMX Master 3/3Sと比べて2倍強固な接続性としています。
一方、8,000DPIのDarkfieldセンサー、MagSpeed、静音クリック、最長70日のバッテリーは共通です。
💡️ そのため、基本性能と価格を重視するなら3Sでも十分。
触覚フィードバックや改良された操作性、USB-Cレシーバーなどに魅力を感じるならMX Master 4が有力です。
MX Master 3SとMX Master 4の主な違い7つ
MX Master 4で購入判断に影響しやすいのは、
の7項目です。
ただし、Actions Ringそのものは2026年4月以降MX Master 3Sにも対応しています。新旧だけで判断せず、あなたの作業で必要な進化かを見ていきましょう。
MX Master 4独自の触覚機能やUSB-Cレシーバー、強化された接続性を重視するなら4が有力です。
基本的なマウス操作を重視し、3Sを十分安く買えるなら3Sも候補になります。
違い1:MX Master 4は触覚フィードバックを搭載
MX Master 4だけの大きな追加機能が、親指エリアの触覚フィードバックです。
操作・ショートカット・通知に応じて親指付近が細かく振動し、視線を動かさなくても操作の反応を感覚で確認しやすくなっています。
Logi Options+では、アプリごとにオン・オフ、振動の強さやタイミングを調整できます。
MX Master 3Sには、この触覚フィードバック機能は搭載されていません。
違い2:Actions Ringでショートカット操作がしやすくなった
Actions Ringは、画面上にリング状のショートカットを表示し、カーソルを合わせて操作を実行できるLogi Options+の機能です。
アプリごとに割り当てを変えられるため、PhotoshopやExcelなどで頻繁に使う操作をまとめたいときに役立ちます。
ただし、2026年4月以降はMX Master 3SもActions Ringに対応しているため、現在はMX Master 4だけの機能ではありません。
違いは呼び出しやすさです。MX Master 4は親指の触覚フィードバック センスパネルからActions Ringを開けます。
MX Master 3Sでも対応ボタンにActions Ringを割り当てて利用できますが、触覚による反応はありません。
違い3:MX Master 4はUSB-CのLogi Boltレシーバーを採用
MX Master 4にはUSB-C接続のLogi Boltレシーバーが付属します。
USB-C端子中心のノートPCなら、USB-A変換アダプターを挟まずに接続しやすい点がメリットです。
一方、MX Master 3Sの標準エディションに付属するLogi BoltレシーバーはUSB-A接続です。
USB-A端子を備えたデスクトップPCでは、そのまま使いやすい構成です。
なお、現在販売されている「MX Master 3S Bluetooth edition」はレシーバーが付属せず、別売りのLogi Bolt USB-Cレシーバーにも対応しています。
USB-C中心なら4、USB-A中心なら3S標準エディションの付属レシーバーが扱いやすくなります。
違い4:MX Master 4は接続性が強化されている
ロジクールはMX Master 4について、本体のICチップ改良とアンテナ位置の最適化によって、MX Master 3/3Sと比べて「2倍強固な接続性」を実現したと説明しています。
新しいLogi Bolt USB-Cレシーバーも採用されています。
ここで注意したいのは、「Bluetooth接続が必ず2倍安定する」と単純に言い換えないことです。
公式発表は製品全体の接続性についての比較で、実際の通信状態はPCや周囲の無線環境にも左右されます。
混雑した無線環境で接続の安定性を重視するなら、MX Master 4を選ぶ理由になります。
違い5:サイズ・重量・操作部分が変更されている
MX Master 4は3Sの右手向けエルゴノミクス形状を受け継ぎながら、本体は少し大きく、重くなっています。公式仕様を幅×奥行×高さで比較すると次の通りです。
| 項目 | MX Master 3S | MX Master 4 |
|---|---|---|
| 幅 | 84.3mm | 88.2mm |
| 奥行 | 124.9mm | 128.2mm |
| 高さ | 51.0mm | 50.8mm |
| 重量 | 141g | 150g |
| 総ボタン数 | 7 | 8 |
4は3Sより幅が3.9mm、奥行が3.3mm大きく、重量は9g増えています。親指エリアには新たに触覚フィードバック センスパネルが加わり、操作部分の構成も変わりました。
違い6:MX Master 4は素材やソールが改良されている
MX Master 4は、汚れや傷に配慮した素材、左右クリック部分の透明プレート、表面のマイクロテクスチャーを採用しています。
ロジクールは、3Sより汚れにくく、清掃しやすい設計として案内しています。
底面ではソールの面積が広くなり、滑らかさと安定性を高める設計へ変更されています。
毎日長時間使い、外観の汚れや滑りやすさまで重視するなら4の改善は魅力です。
ただし、センサー解像度やMagSpeedスクロールなどの基本性能を大幅に変える改良ではありません。
3Sの外装や滑りに不満がなければ、素材とソールだけを理由に買い替えを急ぐ必要はないでしょう。
違い7:価格差を払ってMX Master 4を選ぶ価値があるか
価格は販売店や時期で大きく変わるため、購入直前の価格差を確認して判断することが重要です。
2026年8月28日に価格.comのグラファイトモデルを確認した時点では、MX Master 3S標準エディションが16,700円、MX Master 4が16,800円と、最安価格の差は100円でした。
ロジクールオンラインストアの案内価格ではMX Master 4は21,890円で、販売先によって価格差が大きく変わります。
逆に、セールなどで3Sを数千円安く買えるなら、8,000DPI、静音クリック、MagSpeed、最大70日バッテリーといった主要性能を備える3Sの価格面の魅力が高まります。
「新型だから4」「旧型だから3Sが安い」と決めつけず、その時点の差額と、触覚機能や接続性を実際に使うかをセットで比較するのが失敗しにくい選び方です。
MX Master 3Sと4で変わらない共通点
MX Master 4はフルモデルチェンジされた新型ですが、MX Masterシリーズの基本性能まで大幅に変わったわけではありません。
8,000DPIのDarkfieldセンサー、静音クリック、MagSpeed電磁気スクロール、最長70日間のバッテリー性能はMX Master 3Sと4に共通しています。
すでに3Sの基本的な操作性に満足しているなら、4への買い替えでは触覚フィードバックや接続方式など、追加された機能に魅力を感じるかが重要です。
8,000DPIのDarkfieldセンサーは共通
MX Master 3SとMX Master 4は、どちらもDarkfieldセンサーを搭載し、200~8,000DPIに対応しています。
高解像度モニターを使った事務作業や画像編集などでも細かくポインター速度を調整できます。
静音クリックとMagSpeedスクロールは共通
MX Master 3SとMX Master 4は、どちらも静音クリックとMagSpeed電磁気スクロールに対応しています。
MagSpeedは高速でホイールを回すとフリースピンへ切り替わり、長いWebページや資料を素早く移動できます。
MX Master 4も最大1,000行/秒の高速スクロールに対応しています。
静かなクリック音や高速スクロールを目的に選ぶのであれば、MX Master 3SでもMXシリーズの主要な使い勝手を十分に得られます。
最大70日クラスのバッテリー性能も大きく変わらない
バッテリー性能についても大きな差はありません。ロジクール公式仕様では、MX Master 3SとMX Master 4のどちらもフル充電で最長70日間使用可能とされています。
さらに、両モデルとも短時間の充電で使用時間を確保できる急速充電に対応しています。
MX Master 3Sと4は結局どっちがおすすめ?
価格と基本性能を重視するならMX Master 3S、触覚フィードバックやUSB-CレシーバーなどMX Master 4独自の進化を重視するなら4がおすすめです。
なお、2026年4月にロジクールはActions Ringの対応範囲をMXシリーズへ拡大しており、現在はMX Master 3SもActions Ringに対応しています。
そのため、現在は「Actions Ringが使えるか」だけではなく、4専用の触覚操作や接続環境まで含めて判断するのが適切です。
MX Master 3Sがおすすめな人
MX Master 3Sがおすすめなのは、次のような人です。
- ✔ 購入価格をできるだけ抑えたい
- ✔ 8,000DPI、静音クリック、MagSpeedを重視している
- ✔ 触覚フィードバックを必要としていない
- ✔ USB-AのLogi Boltレシーバーを使いたい
基本となるセンサー、スクロール、静音性、バッテリー性能は4と共通する部分が多いため、新機能より価格とのバランスを重視するなら3Sは今でも有力です。
また、最新のLogi Options+環境ではActions Ringにも対応しているため、Actions Ringだけを理由に4を選ぶ必要はありません。
MX Master 4がおすすめな人
MX Master 4がおすすめなのは、次のような人です。
- ✔ 触覚フィードバックを積極的に使いたい
- ✔ Haptic Sense PanelからActions Ringを直感的に呼び出したい
- ✔ USB-CのLogi Boltレシーバーを使いたい
- ✔ 強化されたワイヤレス接続性を重視したい
- ✔ 長期間使うことを考えて最新モデルを選びたい
特に大きな違いは、親指部分のHaptic Sense Panelと触覚フィードバックです。操作やショートカットなどに合わせて振動による反応を受け取れる点は3Sにはありません。
MX Master 3SからMX Master 4へ買い替える価値はある?
結論からいうと、現在のMX Master 3Sに不満がないなら、MX Master 4へ急いで買い替える必要はありません。
両モデルとも最大8,000DPIのDarkfieldセンサー、静音クリック、MagSpeedスクロール、最長70日間のバッテリー駆動に対応しており、マウスとしての主要性能には共通点が多いためです。
ただし、MX Master 4には親指部分の「Haptic Sense Panel」と触覚フィードバックが追加されています。
操作や対応機能に合わせて振動を感じられるため、この新しい操作感を仕事で活用したいなら買い替える価値が高まります。
Actions Ringは発売当初、MX Master 4を象徴する機能として登場しましたが、現在はLogi Options+の対応拡大によってMX Master 3Sでも利用できます。
そのため、Actions Ringだけを目的に3Sから4へ買い替える必要性は低くなっています。
MX Master 4では専用のHaptic Sense PanelからActions Ringへアクセスでき、触覚フィードバックと組み合わせられる点が大きな違いです。
また、標準のMX Master 3Sに付属するLogi BoltレシーバーはUSB-Aですが、MX Master 4にはUSB-Cタイプが付属します。
USB-C端子中心のノートPCへ移行する場合は、4のほうが接続しやすいでしょう。
✔ 3Sの基本性能に満足している → そのまま使う
✔ 触覚フィードバックを使いたい → 4を検討
✔ USB-Cレシーバーを使いたい → 4を検討
✔ 3Sが故障・劣化している → 4を優先して検討
特に3Sが故障したり、クリックやバッテリーなどに劣化を感じたりしているなら、同じシリーズを買い直すタイミングで最新のMX Master 4を選ぶのが分かりやすい判断です。
MX Masterシリーズ以外にも、サイドボタンやショートカットを活用して作業を効率化できるマウスがあります。仕事用からゲーム用まで、多ボタン・5ボタンマウスをまとめて比較した記事はこちらです。

まとめ:MX Master 3Sと4の違いは新機能を使うかで判断しよう
MX Master 3SとMX Master 4を比較すると、大きな違いは基本性能よりも操作機能やハードウェアの進化にあります。
MX Master 4では触覚フィードバックとHaptic Sense Panel、USB-CタイプのLogi Boltレシーバー、強化された接続性、素材や操作部分などが改良されています。
一方、最大8,000DPIのDarkfieldセンサー、静音クリック、MagSpeedスクロール、最長70日間のバッテリー性能は3Sでも利用できます。
なお、Actions Ringは現在MX Master 3Sにも対応しています。
✔ 触覚フィードバックや最新ハードウェアを重視するならMX Master 4
✔ すでに3Sを持っていて不満がなければ無理に買い替えなくてもOK
あなたがMX Master 4独自の触覚操作やUSB-Cレシーバーに魅力を感じるかどうかを基準にすると、3Sと4のどちらを選ぶべきか判断しやすくなります。
MX Masterシリーズほど多くの機能を必要とせず、静音性や基本的なサイドボタンを重視するならロジクールM650も候補です。サイズ選びやM550・M750との違いも詳しく比較しています。




