ミラバスとは、最新の入浴装置の一つです。もし、ミラバスについて初めて聞いた方がいらっしゃるなら、まずはミラバスの概要と特徴をご紹介しましょう。
ミラバスの概要と特徴
ミラバスの概要を簡単に言えば、入浴時に様々な効果をもたらす装置です。
ミラバスは、特殊な機能や構造により、肌の美容効果や入浴の快適さを追求した製品です。
ミラバスの特徴には、次のようなものがあります。
まず、ミラバスに浸かるだけで肌の老廃物が取り除かれるという効果があります。
また、優れた洗浄力により肌がきれいになり、加齢臭の除去や抑制効果も期待できます。
さらに、入浴体験が快適で、温浴効果が高くて湯冷めしにくいという利点もあります。そして、ミラバスは衛生的な浴槽環境を維持できる上に、ミクロの泡が汚れをしっかり落としてくれます。
ミラバスの効果
ミラバスには様々な効果がありますが、まずは肌の美容効果について詳しく見ていきましょう。
ミラバスに浸かるだけで、肌の老廃物が取り除かれます。
これは、ミラバスが特殊な浴槽内の機能によって、肌に付着した汚れや古い角質を効果的に浮かび上がらせ、洗い流すからです。その結果、肌がきれいになり、透明感がアップします。
また、ミラバスは優れた洗浄力を持っています。
普通のお風呂と比べて、ミラバスの洗浄力は格段に高いため、入浴後の爽快感や清潔感が違います。
しかも、加齢臭の除去や抑制効果も期待できます。ミラバスの特殊な機能によって、加齢臭の原因となる菌や臭いを抑える効果があります。
ミラバスを使うことで、快適な入浴体験が得られます。
温浴効果が高く、湯冷めしにくいので、ゆっくりと入浴を楽しむことができます。
さらに、ミラバスは衛生的な浴槽環境を保つことができるので、清潔で安心して入浴できます。また、ミラバスの特殊な機能によって、ミクロの泡が汚れをしっかりと落としてくれます。
初代ミラバスとは
マイクロバブルトルネードといわれるミルキーバスの後継者がミラバス。
ミルキーバスには自発的に浴槽を洗浄する機能はついていませんでしたが、ミラバスには浴槽を洗浄するオールクリーニング機能が搭載されました。
超微細気泡のマイクロバブルを浴槽内に発生させ毛穴の奥で微粒子泡がはじけるのと同時に汚れを取り除き、健康的な洗浄を可能にした入浴システムです。
しかし、通常は浴槽内で体がきれいになるのであれば、「その汚くなったお湯はどうなるの！そのあと入浴する人はどうすれば？」って疑問を抱く方も多いと思います。
ですが、ミラバスにはマイクロイオニーといわれるすぐれた機能が備わっています。
マイクロイオニー機能
マイクロイオニーとは、浴槽内をきれいに洗浄する機能のことです。
低温プラズマという生体を発生させ、浴槽内や配管内の汚れを「分解・殺菌・脱臭」効果が期待できる機能です。
いつまでも衛生的な浴槽を維持でき浴槽のお手入れが不必要になり、大変なお掃除も貴重な時間も軽減できます。
入浴後の皮脂汚れを分解洗浄し浴槽の浄化まで行う機能を有し、浴槽水の入れ替えや浴槽洗浄を行う手間が不必要な自動浴槽洗浄機能が備わっています。
ただし、マイクロイオニーが備わっているミラバスが設置できる浴槽は限られてきます。後続きは後記。その前に、ミラバスの口コミを確かめてみましょう。
マイクロイオニー付きミラブルが取り付けられるのは？
マイクロイオニー付きミラバスが取り付けられるのは、ビルトインタイプを希望する新築とビルトインタイプの工事が可能な浴槽に限ります。
ビルトインタイプとは、組み込み形式のユニットバスタイプのような浴槽横に取り付け可能という意味です。
新築のビルトインタイプ浴槽
これから新築を考えている方で、ミラバスを希望する場合はビルトインタイプの浴槽を選択すれば取り付け可能となり、新築でしかもマイクロバブル浴を肌で感じることができるわけで、美肌効果の恩恵を毎日満喫できるというわけですね。
既存のビルトインタイプ浴槽
下記左画像の浴槽タイプに設置可能ということです。右画像など従来からあるタイル張りタイプの浴槽や浴槽内からお湯が出るタイプ、お葬儀機能が付いた浴槽、ジェットバス機能付き浴槽などでは、ビルトイン方式の配管施工ができないということです。
ミラバスの施工時間
浴槽の状況にもよりますが、工事の時間はおおむね3時間から６時間かかるといわれています。
さらに当日の施工をスムーズにするため、施工する前の事前調査も必要になってきます。
ミラバスの施工金額は高い技術を要することから、施工ID研修を受講している電気工事士が必要とされているため、専門技術料がかかり割高になるという理由があります。
しかし「従来からのお風呂に取り付けたいんだけど？」といった悩みもあったりしますが、そういったときに取り付け可能なミラバスが、据え置きまたは後付けなどと呼ばれる持ち運び可能な「どこでもミラバス」です。
据え置き型 ”どこでもミラバス”
一般的には据え置き型ミラバスなどと呼ばれていますが、どこでもミラバスは従来からあるどのようなお風呂にも設置できるので、さまざまな場所にあるお風呂場に持っていって使用することができます。
ただし、出力の最大電流が７A必要になるため、ミラバス仕様時には電子レンジがもう一台増えたという電力量になることを想定しておかなければなりません。
介護施設などへの持ち込みを考えている人もいるようですが、７Aと予想以上の電力が必要ということをあらかじめ知っておくと、電力トラブルもありませんよね。
ミラバスの効果
ミラバスは、マイクロバブルを発生させる装置です。
マイクロバブル技術は、「生活用・医療・洗浄・環境・介護」に応用される技術が各分野と共同開発されていて、ミラバスはそのなかの生活用での技術開発が進んでいる分野です。
そんな研究を重ねているミラバスに浸かると身体に付着した汚れがスッキリ、一日の疲れもリフレッシュでき体臭など生活環境も大幅に改善され、快適な日々を送ることができ精神的にも大きな手助けとなります。
入浴前と入浴後との肌を見比べても一目瞭然で分かるほどクリアな色艶に驚くと思います。お化粧時でののりの良さに気付く人が多いのも納得ですね。
また、マイクロバブルを体験したお湯上りの体温と通常のお湯とでの温熱効果は比べ物にならないくらい違っています。
マイクロバブルとは？
マイクロバブルは超微粒子の泡で、通常マイクロバブルを発生させるシャワーなどを想像する人が多いと思いますが、一粒の泡の大きさが100μm（マイクロバブル）～1μmの間の泡を言います。
ミラバスで発生させるマイクロバブルの１粒の泡の大きさをミリメーターに直すと0,1㎜なのでほとんど肉眼では確認することができない泡です。
よく、「ミラブルプラスを浴槽の中に注いでも泡なんてできないからインチキで効果なんかない」と言われている人の口コミを見かけますが、正直目に見えない泡なのですから疑う気持ちになっても分かる気がしますよね。
たしかにミラブルプラスを浴槽に入れると効果があります。しかし、効果はありますがミラブルプラスのような高い効果が得られず半減します。と断言するのはサイエンス社。
加齢臭の除去・抑制効果
西村 直記, 岩瀬 敏, 菅屋 潤壹, 河原 ゆう子氏という大学研究に携わる著名人によるマイクロバブル浴の文献が公表されています。
身体を擦ることなく入浴した時の加齢臭の抑制効果を検証したデータ結果によると、「入浴・さら湯・シャワー」においての計測結果では、入浴時の加齢臭除去効果や入浴後の発生率の抑制効果が最も高かったことが明らかになったことが公表されています。
公式データにも、加齢臭に対する除去効果と抑制効果はさらなる効果持続が見込まれることは明らかといえますよね。
温熱生理学的効果
西村 直記, 河原 ゆう子, 盛興 美千代という大学教授や企業技術研究者の手によってマイクロバブル浴の温熱生理学的効果の文献結果が公表されています。
この研究で使用されたものは「ウルトラファインバブル・マイクロバブル・浴およびさら湯」の3種類を利用した温熱効果研究で得た入浴中および入浴後の身体に取り入れられる熱量がもっとも得られたのはマイクロバブルによるものという結果が得られたようです。
ミラブルプラスと同じくアトピー効果が？
サイエンス社が開発販売するミラブルプラスにはアトピーに対する臨床研究（観察研究）結果が報告されています。
そればかりではなく、ミラブルプラスを購入された方からの報告に「アトピーが改善した」という内容のメールが多数あるといいます。
ということは、ミラバスにもアトピー症状を改善させる効果があるのでは？と考えることができますよね。（※この結果は只今回答待ちのため分かり次第掲載！）
ミラバスのデメリット
ミラバスのデメリットを、書き出してみました。
・値段が高額。
・購入と取り付けは、サイエンス及び代理店。
・ミラバスで得られる水流はマイクロバブル。
下記に、個々の詳細を解説しています。
値段が高額
ミラバスの値段が高額になる理由を掲載しました。
マイクロバブル発生装置の技術が複雑
マイクロバブルは、水流と空気の力によって発生しますが、ミラバスのマイクロバブル発生装置は、この原理を応用した複雑な構造になっています。そのため、製造コストが高くなります。
マイクロバブル発生装置の高性能化
ミラバスのマイクロバブル発生装置は、高品質のマイクロバブルを発生させるために、さまざまな技術が採用されています。これらの技術は、高価な材料や製造工程を必要とするため、価格に反映されます。
マイクロイオニー機能の搭載
ミラバスは、マイクロイオニー機能を搭載しています。マイクロイオニー機能は、マイクロバブルとプラズマの両方の特性を持ち、さまざまな効果が期待できます。しかし、マイクロイオニー機能の搭載には、追加のコストがかかります。
ミラバスは、マイクロバブル発生装置の高性能化とマイクロイオニー機能の搭載により、美容効果や保温効果、疲労回復効果が期待できる高機能な入浴装置です。そのため、製造コストが高くなり、価格にも反映されます。
購入と取り付けは、サイエンス及び代理店
購入と取り付けが、サイエンス及び代理店になる理由を、下記に詳しく解説しました。
技術の保護
ミラバスのマイクロバブル発生装置は、株式会社サイエンスが開発した独自の技術です。そのため、技術の保護を目的として、購入と取り付けをサイエンス及び代理店に限定しています。
品質の維持
ミラバスは、高品質のマイクロバブルを発生させるために、さまざまな技術が採用されています。これらの技術を正しく理解し、取り付けを行うためには、専門的な知識と技術が必要です。そのため、購入と取り付けをサイエンス及び代理店に限定することで、品質の維持を図っています。
取り付けとアフターサービスの充実
取り付け工事は、ミラバスの正規販売店または代理店が行います。
まず、ミラバスの取り付けが可能かどうかを事前に調査します。ミラバスは、以下の条件を満たす浴槽にのみ取り付けることができます。
そして、取り付け時の最大の難関は電源を取る配線方法です。電源を取るとなると、お風呂の扉を通過させなくてはなりませんが、さまざまな提案がなされているため、お住いに合った方法での取り付け方を打ち合わせを済ませ、もっとも納得される方法で施工します。
ミラバスは、高価な製品です。そのため、万が一の故障やトラブルの際には、迅速かつ適切な対応が重要です。サイエンス及び代理店は、全国に販売・サービス拠点を展開しており、アフターサービスを充実させています。
なお、サイエンス及び代理店では、ミラバスの購入と取り付けに関する相談やサポートを受けることができます。また、ミラバスの購入時には、保証が付帯されます。
ミラバスは、美容効果や保温効果、疲労回復効果が期待できる高機能な入浴装置です。しかし、高価な製品であり、専門的な知識と技術が必要なため、購入と取り付けはサイエンス及び代理店に限定されています。
ミラバスで得られる水流はマイクロバブル
ミラバスで得られる水流は、マイクロバブル化したマイクロイオニーです。
マイクロバブル化したマイクロイオニーとは、マイクロバブルとプラズマの両方の特性を持ち、さまざまな効果が期待できる水流です。
マイクロバブルには、以下の効果が期待できます。
・毛穴の奥まで届き、皮脂や汚れを吸着して取り除く
・血行促進や肌の新陳代謝を高める
・お湯の温度を上げやすくする
・疲労回復効果がある
またプラズマには、以下の効果が期待できます。
・殺菌・消毒効果がある
・抗酸化作用がある
・細胞の活性化を促す
マイクロバブル化したマイクロイオニーは、これらの効果を組み合わせることで、より高い効果が期待できます。
ミラバスで得られる水流は、マイクロバブル化したマイクロイオニーですが、その効果は、マイクロバブルとプラズマの両方の特性によって決まります。
マイクロバブルの特性によって、毛穴の奥まで届き、皮脂や汚れを吸着して取り除く、血行促進や肌の新陳代謝を高める、お湯の温度を上げやすくする、疲労回復効果があるなどの効果が期待できます。
プラズマの特性によって、殺菌・消毒効果がある、抗酸化作用がある、細胞の活性化を促すなどの効果が期待できます。
ミラバスは、マイクロバブル化したマイクロイオニーの力を借りて、美肌効果や保温効果、疲労回復効果が期待できる入浴装置です。
マイクロイオニーとウルトラファインバブルの違いは
マイクロイオニーとウルトラファインバブルの違いは、発生原理と効果の違いです。
ウルトラファインバブルは、マイクロバブルの1～100μmに比べて1～10μmとさらに細かい泡が放出され、より体内に浸透されやすくなります。
ただ、マイクロバブルをもとにマイクロイオニー化した低温プラズマ発生体といわれる効果は、ウルトラファインバブルの1～10μmには及ばないまでも、先の述べた低温プラズマを発生させることで、さまざまな効果が期待できるといわれているようです。
ミラバスの口コミ
ミラバスを実際に浸かった方たちの口コミ感想を端的にご紹介します。
ミラバスの使用によって肌の調子が改善され、乾燥やくすみが軽減されている様子が確認できますよね。
しかも、自動洗浄機能が便利で入浴が楽になるという口コミもあり、またジェットバス機能があるので心地いいマッサージ効果もあるようです。
さらに、衛生的な浴槽環境を維持できるミクロの泡で汚れを落とす状態など、多くの口コミで満足感や安心感が共有されているようです。
ミラバスの電気代は？
ミラバスの電気代を算出するための電気料金を27円で計算すると、ミラバスの電気代は、15分あたり約4円程度かかる計算になります。
これは、ミラバスの消費電力が約1,200Wで、1kWhあたりの電気料金が27円と仮定した場合の計算です。
ミラバスを使用する時間や場所での電気料金単価によって変動しますが、一般的にランニングコストとしてはそこまで高くはなさそうですね。
たとえば、ミラバスを毎日15分間使用したとすると、1か月あたり約140円の電気代がかかりますが、これは1か月に30日間使用した場合の計算です。
電気料金単価や使用時間によって電気代は変動しますが、微々たるもので一般的にランニングコストとしてはそこまで高くはないといえそうですね。
