この記事では、ドラム式洗濯機に対する否定的な意見についてまとめています。
ドラム式洗濯機は洗濯から乾燥まで一気にできるため、日常の洗濯作業を大幅に軽減する便利な家電です。
そのため、使ったことがない人からは「一度使ってみたい!」という声が聞かれます。
しかし、すでに使用経験のある人の中には「ドラム式洗濯機はもう買わない」という意見も少なくありません。
ドラム式洗濯機には多くのデメリットがあり、使用者の中には「ドラム式洗濯機にはデメリットしかない」と感じる人もいます。
今回は、実際の使用者の声や後悔したポイントを紹介し、どのような人がドラム式洗濯機を選ぶべきかについても解説していきます。ドラム式洗濯機の購入を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
ドラム式洗濯機に対する否定的な意見
では、「ドラム式洗濯機はもう買わない」と言われる理由を見ていきましょう。
乾燥・脱水の問題
ドラム式洗濯機の魅力である乾燥機能に対して、「うまく乾燥しない・脱水が不十分」という声が多く寄せられています。
メンテナンスの手間
「メンテナンスが大変」という意見も多いです。パッキン部分の掃除が面倒だったり、異臭が発生することがあります。
また、洗濯槽のクリーニングを業者に依頼すると長期間待たされることもあります。
頻繁な故障
「すぐ壊れる」という声が非常に多く、メーカーに修理を依頼しても、数か月後にまた故障することがあります。
毎日使用する洗濯機が突然使えなくなると非常に困ります。
維持費の高さ
故障やメンテナンスの費用が高いという点も多く指摘されています。
ドラム式洗濯機は縦型洗濯機よりも購入価格が高く、修理費用も1~7万円と高額になることがあります。
頻繁な故障が発生するため、維持費もかさみます。
総合的な判断で再購入を避ける
これらの不満を総合的に考慮し、「もうドラム式洗濯機は買わない」と決意する人が多いです。
長年主婦を務める方や家族全員がドラム式洗濯機に不満を抱いているため、満場一致で「もう買わない」と決定する家庭もあります。
以上の点を踏まえて、ドラム式洗濯機の購入を検討している方は、自分のライフスタイルやニーズに合った選択をすることが重要です。
ドラム式洗濯機のデメリットとは?
実際のところ、ドラム式洗濯機にはデメリットしかないのでしょうか?以下に、主なデメリットを挙げてみます。
・大きくて重い
・衣類が黒ずみしやすい
・異臭が発生する
・掃除が手間
・事故の危険性
・修理費が高い
・価格が高い
ドラム式洗濯機は縦型洗濯機と比べて高額です。
サイズや機能によりますが、安いもので約15万円、高いものでは30万円を超えることもあります。一方、縦型洗濯機は3万円から15万円程度で購入可能です。
この価格差は、「乾燥機」の方式の違いによります。
縦型洗濯機はヒーター式、ドラム式はヒートポンプ方式を採用しており、ヒートポンプ方式は製造コストが高いため、ドラム式洗濯機が高価になるのです。
大きくて重い
ドラム式洗濯機は同じ容量の縦型洗濯機に比べて大きくて重いです。
重量は70~85kgを超えることもあり、大人一人で運ぶのは難しいです。
また、防水パンも一回り大きくなるため、設置場所も考慮が必要です。特に賃貸住宅では玄関や通路の幅をよく確認することが重要です。
衣類が黒ずみしやすい
ドラム式洗濯機は使用する水の量が少ないため、洗剤や汚れが十分に落ちずに衣類が黒ずむことがあります。
この問題は、漂白剤を使用したりすすぎの回数を増やすことで改善できます。
異臭が発生する
ドラム式洗濯機は使用する水が少ないことや乾燥機の温度が低いことで、衣類や本体に異臭が発生することがあります。
以下の対策で防ぐことが可能です。
掃除が手間
ドラム式洗濯機はパッキン部分の掃除が大変で、異臭が発生することもあります。
また、洗濯槽のクリーニングを業者に依頼すると長期間待たされることもあります。
ドラム式洗濯機は乾燥機能があるため、縦型洗濯機に比べて頻繁な掃除が必要です。
特に「乾燥フィルター」と「排水フィルター」は定期的に清掃が必要で、乾燥フィルターは毎回の使用後に、排水フィルターは1~2週に1回の頻度で掃除するのが目安です。
これを怠ると、洗濯物に異臭が付いたり、乾燥時間が延びるなどのトラブルが発生しやすくなります。
また、洗濯パンの掃除も定期的に行わないと、悪臭や排水トラブルの原因になるので注意が必要です。
事故の危険性
ドラム式洗濯機は設置や使用時に事故のリスクがあるため、注意が必要です。
ドラム式洗濯機では、子どもが内部に入り込む事故が発生する可能性があります。
縦型洗濯機でも同様のリスクはありますが、ドラム式は投入口が低い位置にあるため、子どもが入り込みやすいという点でリスクが高いです。
特に、大きな丸窓は子どもの興味を引きます。小さな子どもがいる家庭では、チャイルドロック機能のある製品を選ぶことや、ゴムバンドでドアを固定するなどの対策を講じる必要があります。
また、親として「事故が起こるかもしれない」という意識を常に持っておくことが大切です。
修理費が高い
ドラム式洗濯機は修理費が高くつくことが多いです。
故障やメンテナンスの費用が高額になりやすく、修理費用は1~7万円ほどかかることもあります。頻繁な故障も考慮すると、維持費が高くなります。
ドラム式洗濯機の修理費用は高額になることが多いです。
修理内容は駆動ベルトの交換や制御基板の修理など多岐にわたり、費用は1~7万円ほどかかることがあります。
製品が劣化すると、一度修理したばかりでも、数か月後に別の故障で再度修理が必要になる場合もあります。
一度の修理費用で縦型洗濯機が購入できるほどの金額になることもあるため、決して安価とは言えません。
これらのデメリットを考慮し、ドラム式洗濯機の購入を検討する際は、自分のニーズやライフスタイルに合った選択をすることが重要です。
ドラム式洗濯機のメリット
多くのデメリットがあるドラム式洗濯機ですが、メリットも存在します。
・節水性が高い
・衣類が傷みにくい
乾燥機能の優秀さ
ドラム式洗濯機の最大の魅力は、その優れた乾燥機能です。
「干す」「取り込む」という手間を省けるのは非常に魅力的です。
特に、家族が多いと洗濯物を干す時間が増えますが、ドラム式洗濯機ならその時間を大幅に短縮できます。
例えば、子育て中のママなら平均15~20分かかる洗濯物干しの時間が、年間で約120時間も節約できる計算です。
さらに、天候や時間を気にせず洗濯ができ、花粉の季節でも外干しを避けられるため、さまざまなメリットがあります。
節水性の高さ
ドラム式洗濯機は使用する水の量が少ないことも特長です。縦型洗濯機とは異なり、ドラム式はヨーロッパ発祥の「たたき洗い方式」を採用しています。
この方法では、衣類を持ち上げて落下させ、その衝撃で汚れを落とします。
すすぎも少量の水で行うため、非常に節水性が高いのです。
衣類に優しい洗浄
ドラム式洗濯機の「たたき洗い」は、衣類を絡めずに洗うため、実際には衣類に優しいのです。
また、乾燥機能を使用する際も、縦型洗濯機のように高温で乾燥しないため、衣類が傷みにくく縮みにくいというメリットがあります。
ドラム式洗濯機を選ぶべき人
ドラム式洗濯機のメリットは非常に多いですが、特に「時間を有効活用したい人」におすすめです。
以下のような方にはドラム式洗濯機が最適です。
共働きの家庭
・洗濯にかける時間や手間を減らしたい人
・花粉症などで外干しを避けたい人
・毎日たくさんの着替えが必要な子どもがいる家庭
共働きで家事の時間を減らしたい人や、花粉症や女性の一人暮らしで外干しに抵抗がある人、そして毎日大量の洗濯物が出る家庭などには、ドラム式洗濯機が特に便利です。
まとめ
今回はドラム式洗濯機のメリットとデメリットを紹介しました。
価格が高い、故障しやすい、メンテナンスに手間と費用がかかるといったデメリットがある一方で、乾燥機能で大幅な時短が可能です。
「デメリットも多いが、時短効果が大きい」という意見もあり、次もドラム式を購入するというユーザーも少なくありません。
洗濯機は大きな買い物ですので、この記事を参考にして、後悔のない選択をしてください。
ドラム式洗濯機の購入を考えている方は、価格比較やお得に買える場所もチェックしてみてください。
別の記事で、洗濯機をお得に購入できる店舗についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。