5月には夏を思わせるような高温の日もありましたが、一転して曇り空と強風、大気の不安定な日が続き、例年に比べて少し肌寒く感じることが多い今年の梅雨が訪れました。
本格的に冷房を使用する日はまだ先になりそうですが、今年も多くのお客様からおそうじ革命にエアコンクリーニングの依頼が寄せられています。
この時期にエアコンクリーニングの依頼が増える理由として、
◆冷房を本格的に使う前にきちんと掃除しておきたい
◆春の間に使わなかったエアコンをメンテナンスも兼ねてきれいにしたい
といったお客様の声があります。
エアコンは長期間使用していないと部品が劣化したり、電子基板に問題が生じることがよくあります。
また、使用頻度が低いエアコンの内部にはカビやホコリがたまりやすくなります。
久しぶりにエアコンを動かした際に故障していたり、異臭がする風が出てきたり、ホコリや虫の死骸が落ちてくるなど、夏場のエアコンにはさまざまなトラブルが発生することが多いです。
さらに、6〜8月はエアコンメーカーやハウスクリーニング業者も忙しくなるため、修理やクリーニングを依頼してもなかなか対応してもらえないこともあります。
エアコンを夏に安全に使用するためには、梅雨の時期にエアコンの動作確認と掃除をすることが各メーカーから推奨されています。
しかし、エアコンにはさまざまな機種が存在し、メーカーごとに仕様が異なります。
例えば、自動でフィルターを清掃する機能がついていたり、温度センサーの位置が微妙に違ったり、風向ルーバーの数が異なったりします。
また、室内温度監視センサーや熱交換器の洗浄機能、内部クリーン機能など、メーカー独自の機能がついているものも多いです。
各エアコンメーカーの代表的な機種と特徴や掃除の注意点
そこで今回のこの記事では、各エアコンメーカーの代表的な機種とその特徴、お掃除の際の注意点についてご紹介します。参考にしてください。
三菱電機 霧ヶ峰シリーズ
最初にご紹介するのは、三菱電機の「霧ヶ峰シリーズ」です。
このシリーズは1967年に初めて販売されて以来、次々と後継機が登場し、50年以上も親しまれている超ロングセラー商品です。
スーパー賢い!ムーブアイ
霧ヶ峰シリーズの最大の特徴は、室内温度を観測する高精度赤外線センサー「ムーブアイ」が搭載されていることです。
ムーブアイは、室内の人の位置や体表面の温度を検知し、その人が暑いのか寒いのかを推測して自動で温度調節を行います。
さらに最新のシリーズでは、部屋の構造をAIが学習し、部屋の特徴に合わせて室温を調節するスーパーハイテク機能も搭載されています。
お手入れラクラク!部品の取り外しが簡単
霧ヶ峰シリーズの魅力の一つは、ダストボックスや風向ルーバーなどが簡単に取り外せる点です。
他社の製品では、風向ルーバーがツメで本体に接続されているため、取り外す際にツメが欠けたりルーバーが割れたりするリスクがありますが、霧ヶ峰シリーズではプラスチックの外れ留めをスライドさせることで安全に取り外すことができます。
また、フィルター自動清掃機能付きの機種では、ダストボックスなどもワンタッチで取り外せるため、日頃のお手入れも簡単です。
三菱・霧ヶ峰シリーズの掃除のポイント
三菱・霧ヶ峰シリーズは、家庭での掃除がしやすいように設計されており、ワンタッチで取り外せる部品が多いのが特徴です。
取り外した部品を再度組み立てるのも比較的簡単です。ただし、フィルター自動清掃ユニットにダストボックスを取り付ける際には注意が必要です。
フィルターが正しく取り付けられていないと、ギアがうまく噛み合わずフィルターが絡まることがあります。
絡まったフィルターは折れたり破れたりする可能性があるため、取り付けの際には取扱説明書をよく確認し、正しい手順で行うようにしましょう。
ダイキン工業株式会社
ダイキン工業株式会社は、大阪府に本社を構える空調機器と化学製品の老舗メーカーです。特にエアコン分野では業界最大手であり、2010年以降は世界第一位のシェアを誇っています。
「うるさら」機能のRシリーズとMシリーズ
ダイキンのエアコンには、運転時に必要に応じて加湿や除湿を行う「うるさら」機能が搭載されたモデルがあります。
加湿は室外機から取り込んだ空気を利用するため、加湿器のように水を補給する手間がありません。また、運転中は常に新鮮な空気が供給される点も魅力です。
ダイキンの「うるさらX」機能付きのRシリーズと、「うるさらmini」機能を搭載したMシリーズは、室内外の空気を活用して効率的に空調を行います。
寒冷地向け「スゴ暖」D、H、KXシリーズ
ダイキンのD、H、KXシリーズには、寒冷地向けの「スゴ暖」機能が搭載されています。
この機能は外気温が-25℃でも運転可能で、最大60℃の温風を出すことができます。
また、暖房の立ち上がりも早く、短時間で室温を快適な温度に調整します。
雪が多い地域では、冬場に室外機が凍結してエアコンが使えなくなることが多いですが、ダイキンの寒冷地向けエアコンには防雪フードや高置き台などの工夫が施されており、これらのトラブルを防ぎます。
ダイキンエアコンの掃除のポイント
ダイキンのエアコンは堅牢で故障しにくいですが、掃除の際にはプラスチック部品の破損や電子機器の故障に注意が必要です。
特に経年劣化により風向ルーバーが壊れやすくなっています。
脆くなった部品は少しの力でも折れてしまうことがあり、ルーバーが壊れると風向調節ができなくなり、エアコンの機能に重大な支障をきたします。
また、製造が終了した機種の部品保管期間が終了すると、部品交換が不可能になるため、破損した場合は買い替えが必要になる点も覚えておきましょう。
パナソニック株式会社
パナソニック株式会社は、大阪府に本社を構える日本の大手家電メーカーの一つであり、特にエアコン分野で広く知られています。
パナソニックの「エオリアシリーズ」は、2022年にも新製品が発売されており、多くの家庭で利用されています。
ナノイーXで有害物質を除去
エオリアシリーズには、「ナノイーX」という機能が搭載されており、これにより空気中の有害物質を除去します。
ナノイーXは水分を結露させて生成されたイオンで、有害物質に接触すると、その物質の水素原子を吸着し、無害な物質に変える働きがあります。
これによって、花粉やカビ、ウイルス、PM2.5、悪臭分子などを効果的に分解し、空気を清浄化します。
エネチャージで省エネと効率化
エオリアシリーズの中には、「エネチャージ」という技術が搭載された機種もあります。
この技術は、エアコンの運転時に発生する熱を利用して冷暖房効率を高め、特に冬場の霜取りに際して余計な電力消費を抑えます。
エネチャージによって、最大で10%の省エネが可能になるとのことです。
パナソニックのエアコンを掃除する際の注意点
パナソニックの最新のエアコンには、ほとんどの場合フィルター自動清掃機能が備わっています。
この「お掃除ロボットユニット」は、エアコンフィルターに付着したホコリを自動で掃除してくれます。
しかし、このユニットは複雑な電気回路で本体と接続されているため、家庭で分解して掃除することは推奨されていません。
フィルター自動清掃機能があるとはいえ、カビなどの汚れが完全に除去されるわけではありません。そのため、定期的にフィルターを取り外して手動で掃除することが必要です。
取り外しや取り付けの際には、取扱説明書をよく読み、正しい手順で行うようにしましょう。
フィルターが正しく取り付けられていないと、お掃除ロボットが誤作動を起こし、フィルターを巻き込んでしまう恐れがあります。
また、誤作動はエアコンの重大な故障を引き起こす可能性があるため、十分な注意が必要です。
エアコンクリーニングはプロに任せた方が無難!
家庭用エアコンは、フィルターなどの部品を取り外して掃除することができますが、一般の家庭でできるのは表面部分の掃除だけです。
内部の掃除は、部品の取り外しや複雑な電子基板の分解が必要なため、家庭で行うのは難しいです。
誤って掃除をしてエアコンを故障させてしまうと、メーカーの保証を受けられなくなることがあります。
表面だけを掃除しても、エアコンから出てくる風が清潔になるわけではありません。
・エアコンのにおいが気になる
・水漏れがある
・運転中に異音がする
といった問題がある場合は、メーカーによる修理やプロのクリーニング業者に依頼するのが良いでしょう。
おそうじ革命では、12年の経験と10万件以上の実績を基に、安全で効果的なエアコンクリーニングが得意の業者に。技術面でも日々改良を重ね、オリコン顧客満足度調査で三年連続1位を獲得しています。
三菱電機、ダイキン工業、パナソニックのエアコンも、ほぼすべての機種を掃除可能です。また、最大1億円までの損害をカバーする保険に加入しているため、万が一の場合でも安心です。
今年の梅雨は涼しい日が続いていますが、エアコンを本格的に使う前に徹底的にクリーニングしたほうがいいかもしれませんね。
まとめ
今年の梅雨は例年に比べ肌寒い日が多く、本格的に冷房を使用する日はまだ先ですが、おそうじ革命には多くのエアコンクリーニングの依頼が寄せられているようです。
冷房を使う前にエアコンをきれいにしておきたいというお客様の声が多く、長期間使用していないエアコンは部品の劣化やカビ・ホコリの蓄積が原因でさまざまなトラブルが発生します。
特に6〜8月は業者が忙しくなるため、エアコンの動作確認と掃除を梅雨の時期に行うことが推奨されます。
おそうじ革命は、三菱電機、ダイキン工業、パナソニックのエアコンも対応しており、技術力と安全性で信頼されています。