象印炊飯器の内釜のフッ素加工が剥がれても使い続けて平気?身体への害の有無と無償交換の条件

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美味しいご飯を炊くために毎日活躍してくれる象印の炊飯器。しかし、長く使っていると誰もが一度は直面する悩みがあります。それが「内釜のコーティング(フッ素加工)の剥がれ」です。

ある日、お米を研いでいる時やご飯をよそう時に、内釜の底が剥げてキラキラしていたり、黒いカスのようなものがご飯に混ざっていたりすると、ドキッとしてしまいますよね。

・このまま使い続けても身体に害はないの?
・剥がれたコーティングを食べてしまったかもしれない……
・まだ買って数年なのに、買い替えなきゃダメ?

このような不安を抱えている方のために、この記事では象印炊飯器の内釜の安全性と、メーカーが定めている無償交換の条件について、どこよりも詳しく深掘りして解説します。

なお、象印の炊飯器がなぜこれほどまでに美味しく炊けるのか、その秘密は「釜の構造」にあります。以下の記事では、象印の代名詞とも言える「黒まる厚釜」の美味しさの秘密や特徴について詳しく解説しています。

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結論:コーティングが剥がれた釜を使っても身体への害はない

まず最初に、最も重要な「健康への影響」について結論をお伝えします。

たとえ内釜のフッ素加工(テフロン加工)が剥がれてしまい、その破片をご飯と一緒に食べてしまったとしても、人体への悪影響はありません

これは象印マホービンの公式サイトでも明確にアナウンスされていますが、その理由を科学的な視点からもう少し詳しく解説しましょう。

フッ素樹脂が安全である科学的な理由

炊飯器の内釜に使用されているフッ素樹脂(ポリテトラフルオロエチレンなど)は、非常に化学的安定性が高い物質です。

化学的に安定している」ということは、他の物質と反応しにくいということです。もし剥がれたコーティングの破片を飲み込んでしまったとしても、胃酸で溶けたり、体内で分解・吸収されたりすることはありません。

食べたコーティング片は、そのまま体外へ排出されます。体内に蓄積されることもないため、中毒を起こしたり病気の原因になったりすることはありません。

この安全性は食品衛生法に基づいた試験でも証明されています。ですので、コーティングが剥がれているからといって、直ちに「危険な調理器具」になるわけではないので安心してください。

ただし「炊飯性能」には影響が出る

健康への害はないとはいえ、コーティングが剥がれた状態で使い続けることにはデメリットがあります。それは「ご飯のこびりつき」や「焦げ付き」です。

フッ素加工は、お米が釜にくっつくのを防ぐ役割を果たしています。この層がなくなると、以下のような問題が発生しやすくなります。

・炊き上がったご飯が釜肌にこびりついて取れない。
・剥がれた部分にお米が焦げ付き、変な匂いの原因になる。
・温度センサーが正しく働かず、炊きムラができる可能性がある。
少しの剥がれであれば性能に大きな差は出ませんが、広範囲に剥がれてくると、洗うのが大変になり、お米の無駄も増えてしまいます。

無料で新品に交換できる?象印独自の「内釜3年保証」

剥がれても安全とはいえ、やはり綺麗な釜で炊きたいもの。実は、象印の炊飯器には、他メーカーにはあまり見られない手厚い保証制度があります。

それが「内釜のフッ素加工保証」です。

多くの高級炊飯器において、本体の故障に対する保証期間は通常「1年間」ですが、象印の多くの機種(特に「極め炊き」シリーズや上位モデル)では、内釜のフッ素加工に対して「3年間」の保証をつけています。 (※機種によっては保証期間が異なる場合や、保証がない場合もあります。必ず取扱説明書をご確認ください。)

無償交換の対象となる「正しい使い方」とは

3年以内ならどんな状態でも交換してくれる」というわけではありません。保証が適用されるのは、あくまで「取扱説明書に記載された正しい使い方をしていた場合」に限られます。

メーカーが交換を認めるケースと、認めないケースの境界線はどこにあるのでしょうか。

無償交換の対象になりやすいケース ・内釜でお米を研いでいたが、自然に剥がれてきた。 ・普通にご飯をよそっていただけなのに、気泡が入ったように浮いてきた。

象印の「黒まる厚釜」などは内釜洗米に対応しているため、普通にお米を研いでいて剥がれた場合は、製品の不具合や自然劣化として保証対象になる可能性が高いです。

保証対象外(有償交換)になるNG行為 一方で、ユーザー自身の使い方が原因で剥がれたと判断された場合は、保証期間内であっても有償になります。以下のような心当たりはありませんか?

・内釜の中にスプーンやフォーク、陶器の食器を入れて洗い桶代わりにした。 ・酢飯を作った際、長時間内釜に入れたままにした(お酢の酸はコーティングを傷めます)。 ・食洗機や食器乾燥機を使って洗った。 ・漂白剤や磨き粉、金属たわしを使用した。

特に多いのが「食洗機の使用」です。食洗機の強力なアルカリ洗剤と高圧高温の熱湯は、フッ素コーティングにとって天敵です。一度でも食洗機に入れると、一気に劣化が進むため注意が必要です。

交換手続きの具体的な流れ

もし保証期間内で、かつ正しい使い方をしていたのに剥がれてしまった場合は、以下の手順で申請を行いましょう。

1. 保証書の確認 まず、取扱説明書の裏面などにある保証書を見て、「内釜フッ素加工保証」の記載と期間(購入日から3年以内か)を確認します。レシートや購入明細書も必要になります。

2. 販売店またはお客様センターへ連絡 購入した家電量販店に持ち込むか、象印の「お客様ご相談センター」へ問い合わせます。最近はネットで購入する方も多いので、メーカー直接への問い合わせがスムーズです。

3. 現物の確認 内釜の状態を確認するため、内釜だけをメーカーに送る、あるいは写真を送るなどの対応を求められます。メーカー側で「自然剥離」と認定されれば、新しい内釜が送られてきます。

ユーザーの口コミ ・3年保証ギリギリでしたが、電話で相談したらすぐに新品を送ってくれました。対応が神でした! ・私の場合は使い方が悪かった(お酢を入れたまま放置)ため対象外でしたが、納得できる説明でした。

保証切れの場合は?新品購入か買い替えの判断基準

残念ながら保証期間(3年)を過ぎてしまっている場合や、自分の過失で傷をつけてしまった場合は、どうすれば良いのでしょうか。

内釜だけを購入する場合の価格相場

象印の炊飯器は、内釜単体でのパーツ販売が行われています。 型番にもよりますが、黒まる厚釜などの一般的なモデルの内釜の価格は、おおよそ8,000円〜13,000円程度が相場です。

意外と高い!」と思われるかもしれません。内釜は炊飯器の技術の結晶であり、最もコストがかかっている部品の一つなので、どうしても高額になってしまいます。

購入する際は、必ず炊飯器本体の型番(NP-○○など)を確認し、対応する内釜を選びましょう。見た目が似ていても、サイズやIHの反応が異なるため流用はできません。

本体ごと買い替えた方がお得なケース

内釜に1万円払う価値があるかどうかは、以下の基準で判断することをおすすめします。

使用年数が5〜6年以上の場合 内釜だけでなく、本体のパッキンや温度センサー、内蔵バッテリーなども劣化している時期です。「内釜を新品にしたのに、数ヶ月後に本体が壊れた」となっては目も当てられません。この場合は、最新機種への買い替えを検討すべきです。

エントリーモデルを使用している場合 元々の本体価格が15,000円〜20,000円程度のモデルを使っている場合、内釜だけで1万円払うのはコスパが悪いです。少し追い金をして、新しい炊飯器を買った方が満足度は高いでしょう。

内釜を長持ちさせるための鉄則メンテナンス

せっかく手に入れた新しい内釜や、今の炊飯器を少しでも長く使うために、今日からできる「コーティングを守る習慣」を身につけましょう。

これだけは避けて!寿命を縮める3つの行動

1. 炊飯後すぐの「水につけ置き」に注意 ご飯がこびりついていると、すぐに水を張りたくなりますが、釜が熱々の状態で冷水をかけると、急激な温度変化で金属が収縮し、コーティングが浮く原因になります。少し冷ましてからぬるま湯を入れるのがベストです。

2. 調味料を使った「炊き込みご飯」の放置 塩分やお酢、醤油などはコーティングの天敵です。炊き込みご飯をした後は、保温を切ってすぐに別の容器に移し、早めに内釜を洗いましょう。

3. スポンジの「硬い面」を使わない 食器洗いスポンジの裏側にある、ザラザラした硬い不織布(研磨粒子入り)でゴシゴシ洗っていませんか?これはヤスリで削っているのと同じです。必ず柔らかいスポンジ面を使ってください。

まとめ:安全だが性能維持には交換がおすすめ

象印炊飯器のフッ素加工が剥がれてしまっても、健康上の害はありません。しかし、ご飯の美味しさや使い勝手を考えると、やはり万全の状態が望ましいです。

・剥がれた破片を食べても身体への害はない。
・保証期間内(多くは3年)なら、正しい使い方をしていれば無償交換が可能。
・NG行為(食洗機や食器のつけ置き)を避けることで寿命は延びる。

もし、今使っている炊飯器の釜がボロボロで、ご飯がこびりついてストレスを感じているなら、まずは保証書を確認してみてください。保証対象外であっても、美味しいご飯のために内釜の買い替え、あるいは本体の買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。

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