電気ケトルって、ちょっとしたお湯が必要なときにすぐ使えて、とても便利で重宝しますよね。
ただ、「プラスチックで出来た電気ケトルってどうなの?有害?理由は?」と、疑問に思っている人たちが急増しているようです。
その実態を、自己の体験とともに検証したいと思います。
プラスチックで出来た電気ケトルを使って、疑問に思っているあなたは、今後のためにこの記事を参考にしてくださいね。
まずは、ちょっとショッキングな内容から掲載します。
電気ケトルの内部がプラスチック製は有害?
電気ケトルの内部がプラスチック製だった場合、一部の口コミや議論では、電気ケトルに使われているプラスチック製の使用に関しての懸念が表明されているようです。
懸念となる問題は、「加熱時にプラスチックから有害物質が溶け出す」というもの、らしいのです。
今売られている電気ケトルに使われている一部のプラスチック製品には、加熱によって溶解したり、熱によって有害な化学物質が放出される可能性があるそうです。
特に、ビスフェノールA(BPA)と呼ばれる化学物質は、一部のプラスチック製品に含まれている場合が多くあるといわれています。
BPAとは、ホルモンに影響を及ぼす可能性があるという懸念が示唆されています。
ただし、一般的には電気ケトルの内部がプラスチック製であっても、製品の安全性は厳しく規制されているものが普通です。
多くの国や地域では、食品接触に関する安全基準や規制が存在し、製品が安全に使用できることを確認するためのテストや認証が厳密に行われています。
これらの製品の安全性を確保するためには、信頼性のあるメーカーから製造された製品を選び、特に安全基準を満たしていることを示す認証や規制のマークが付いている製品を選ぶことが重要となりそうです。
また、製品の取扱いやメンテナンスについても、メーカーの指示に従うことが大切ですが、もし心配な場合は、プラスチック製の電子ケトルではなく、ステンレススチール製やガラス製の内部を持つ製品を選ぶこともできます。
これらの素材は、プラスチック製品よりも一般的に安全と考えられるため、加熱時に有害物質の放出のリスクが低いといえるでしょう。
最終的には、個人の好みや安全に基づいて適切な製品を選ぶことが重要となりそうです。
ショッキングな出来事で替えた電気ケトル
今の時点での情報では、プラスチック製の電気ケトルは使わない方がいいと判断しましたが、ただ前述したように、安全基準のテスト認証を受けた電気ケトルに関しては、例外と考えるのが妥当ではと考えられます。
わたしが、この問題を知ったのは、ある人がガン宣告されたことが発端となったことからでした。
ある人が、身体の調子が悪くて病院へいき、診察を受けたそうです。
すると、思いもよらない「ガン宣告」!
ガン宣告されたこの人は、日頃から健康にも気を遣う人で、ガンになるような不摂生な生活とは無縁の暮らし方をしていたので、不思議に思いどうしてガンになったのかを先生に徹底的に調べみてもらったそうです。
その結果、思いもよらない結果を聞かされて、愕然となったそうです。
ガンになったその原因は、長年使っていた「電気ケトル」だったそう!
この電気ケトルの内部から出るであろうプラスチックに含まれる有害成分が原因だったと明らかに。
その話を聞いたときは、「うちの電気ケトルって、もしかしてプラスチック製?もう10年以上使っているけど、我が家もあぶない?」と、その後直ちに使うのをやめ新しい電子ケトルを注文しました。
ただ、電気ケトルを替えようと思っても、「 スチール製、ガラス製」どっちがいいの?
電気ケトルのスチール製とガラス製の違い
電気ケトルを選ぶ際のスチール製とガラス製を比べても、双方の違いが見えてきます。
・耐久性
・保温性能
・清潔さ
電気ケトルにはそれぞれの特徴があるので、その特徴と違いを下記にまとめてみました。
スチール製の電気ケトル
おすすめ度
耐久性の面でいうと、スチールは、強固で耐久性があり丈夫です。傷がつきにくく、割れたり破損したりすることが少ないです。
保温性能もスチールは熱をよく保持するため、保温効果が高いです。お湯を長時間温かく保つことができます。
清潔さもスチールは汚れがつきにくく、ついても洗い落とすことが簡単で清潔を保ち、さらに臭いもつきにくいです。また、スチール製でもステンレス素材を使った製品は錆びにくい性質もありますよね。
デメリット部分
スチールは比較的重い素材ですので、ケトル自体が重くなることがあります。特に大容量のものは重量感がありますので、持ち運びや注ぎやすさに影響を与える可能性があります。ただし、スチール素材でも薄く高品質素材を使っているため、重さは比較的軽めの製品が多いです。
あとスチール製は熱を伝導する性質が高いため、側が熱くなりやすいです。取り扱う際には注意が必要となりそうです。
ガラス製の電気ケトル
おすすめ度
ガラス製の電気ケトルは透明で、パッと見た目魅力を感じる分部もおすすめで、お湯の沸騰過程も確認できます。視覚的に美しく、飲み物を注ぐ際にも楽しみを感じることができそうですね。
味の影響でいうと、ガラスは無味無臭の素材ですので、お湯の味に影響を与えません。純粋なお湯の風味を楽しむことができます。
デメリット部分
ガラスは比較的割れやすい素材ですので、取り扱いには注意が必要です。衝撃や落下などによって破損する可能性があります。
さらに、ガラスは熱しやすく冷めやすいという性質もあり、スチール製と同様に側が高温になりやすいため、取り扱いには注意が必要です。
しかし、昨今販売されているガラス製電気ケトルは、内外別の素材を使用し、火傷や衝撃防止策を講じた製品も出ているようです。
結局、我が家で選んだ電気ケトルは、「ステンレススチール製の電気ケトル」でした。
おすすめ電気ケトルをご紹介!
スチール製とガラス製電気ケトルの、おすす電気ケトル2つご紹介します。
まずは、スチール製のケトルからのご紹介です。
メリタ ステンレス製 電気ケトル
メリタ ステンレス製 電気ケトルの特徴です。
・ステンレス製ボディでスタイリッシュデザイン
・1リットル容量でコンパクト軽量設計
・片手で操作可能ワンタッチオープン構造
・空焚き防止装置付きで安心
ステンレス製のボディは、耐久性があり、汚れも落ちやすいのが特徴です。また、スタイリッシュなデザインで、キッチンを彩ります。
1リットルの容量は、1杯分のコーヒーを淹れるのに十分な量です。また、2~3人分の紅茶やお湯を沸かすのにも適しています。
片手で操作できるワンタッチオープン構造は、忙しい朝でも簡単にお湯を沸かせます。また、空焚き防止装置付きで、安全に使用できます。
ただ、デメリットもありました。
水を入れたときに、水量が見にくいことを発見!以前使っていたティファールの水量ゲージは真横にありとても見やすかったですが、メリタ電気ケトルの水量ゲージは真後ろに付いているため、正直言って見にくいです。
そして、電源スイッチが貧弱に感じるのは私だけでしょうか?強く押し付けると折れそうに感じてしまいます。
ただし、メリタ ステンレス製 電気ケトルは、シンプルで使いやすい電気ケトルです。スタイリッシュなデザインと、安全性も兼ね備えているので、キッチンに置いても映えるでしょう。
latuna ガラス製 電気ケトル
latuna ガラス製 電気ケトルの特徴です。
・スタイリシュデザインで映える
・わずか95秒で即沸騰
・ガラス製ボディで、一目でわかる沸騰状況
・1リットル容量でコンパクト軽量設計
・一目でわかる軽量メモリ
・特殊強化ガラスで安心
・片手で操作できるワンタッチオープン構造
・空焚き防止装置付きで安心
・LEDライト付き
ガラス製のボディは、お湯の沸騰状態が見えるので、沸騰時間を把握しやすく、お湯を沸かしすぎるのを防ぐことができます。また、スタイリッシュなデザインで、キッチンを彩ります。
1.2リットルの容量は、3~4人分のコーヒーや紅茶を淹れるのに十分な量です。また、ティーポットやフライパンなど、他の調理器具を洗うのにも、すぐお湯ができるので便利です。
片手で操作できるワンタッチオープン構造は、忙しい朝でも簡単にお湯を沸かせます。また、空焚き防止装置付きで、安全に使用できます。
latuna ガラス製 電気ケトルは、お湯の沸騰状態が見えるガラス製の電気ケトルです。スタイリッシュなデザインと、安全性も兼ね備えているので、キッチンに置いても映えるでしょう。
また、ガラス製のボディは、お湯の沸騰音が聞こえやすく、お湯が沸いたタイミングを把握しやすいというメリットもあります。
「メリタ ステンレス製 電気ケトル」と「latuna ガラス製 電気ケトル」の特徴をご紹介してきました。
メリタの電気ケトルは、ステンレス製で耐久性と汚れ落ちの良さを備え、スタイリッシュなデザインがキッチンを彩ります。1リットル容量で軽量設計、片手で操作可能なワンタッチオープン構造、空焚き防止装置も備えています。
一方、latunaのガラス製電気ケトルは、スタイリッシュなデザインでお湯の沸騰を一目で確認可能。95秒で即沸騰し、特殊強化ガラスで安心です。1.2リットル容量で軽量メモリも付いており、片手で操作可能。また、お湯の沸騰音が聞こえやすく、LEDライトも搭載されキッチンでもひと際映えるでしょう。
どちらも安全性と使い勝手に優れ、キッチンに映えるアイテムとしておすすめです。
ちなみに、「電気ケトル」の定義は、保温機能が付いたものをいいますが、この記事中の電気ケトルは保温機能が付かない電子ケトルのことを表しています。
電気ケトルと電子ケトルの違いについて
電子ケトルと電気ケトルの違いは、保温機能の有無です。電子ケトルは保温機能がなく、沸かしたお湯を保温できません。一方、電気ケトルは保温機能があり、沸かしたお湯を一定の温度で保つことができます。
つまり、保温機能があるかどうかで使い勝手が大きく違ってきます。保温機能が必要な場合は、電気ケトルを選ぶ必要があります。保温機能が不要であれば、電子ケトルでも問題ありません。
電気ケトルのメリット
沸かしたお湯をいつでもすぐに使える
時間がないときでも、すぐにお湯を沸かすことができる
沸かしたお湯を長時間、温かい状態で保つことができる
電気ケトルのデメリット
電気代がかかってしまう
保温機能付きの電気ケトルは、電子ケトルよりも価格が高い
保温機能付きの電気ケトルは、サイズが大きく重い
電子ケトルのメリット
保温機能がないため、電気代が安い
価格が安い
サイズが小さく軽い
電子ケトルのデメリット
沸かしたお湯を保温できない
沸かしたお湯をすぐに使う必要がある
保温機能が必要な場合は、電気ケトルがおすすめで、保温機能が不要であれば、電子ケトルでも問題ないといいうことになりそうです。
保温できない電子ケトルも電気ケトルと呼ばれる理由は?
保温できない電子ケトルも電気ケトルと呼ばれる理由は、下記2つ。
電気ケトルの歴史的経緯
電気ケトルは、1920年代にアメリカで開発されました。当時は、保温機能が一般的ではなく、電気ケトルといえば、沸かしたお湯を保温できないものでした。そのため、保温できない電子ケトルも、電気ケトルと呼ばれています。
電気ケトルの定義
電気ケトルの定義は、電気で加熱する湯沸かし器です。保温機能の有無は、電気ケトルの定義には含まれません。そのため、保温できない電子ケトルも、電気ケトルと呼ばれているのです。
近年では、保温機能付きの電気ケトルが増えてきました。しかし、保温機能がない電子ケトルも、依然として多くの家庭で使用されています。そのため、保温できない電子ケトルも、電気ケトルと呼ばれ続けているようです。
さて、冒頭の「プラスチック製は有害?」という話の続きに戻りますが、プラスチック電気ケトルの加熱時に、プラスチックから有害物質が溶け出したものが「ビスフェノールA(BPA)」という成分。
つぎは、ビスフェノールA(BPA)という有害成分について語ります。
ビスフェノールA(BPA)とは?
ビスフェノールA(BPA)とは、化学物質の一種で、多くのプラスチック製品や樹脂製品の成分材料として使用されるものがビスフェノールA(Bisphenol A)。略式記号はBPA。
BPAの用途
BPAは、「ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂」の製造に広く使用されます。
ポリカーボネート樹脂は透明で耐熱性が高く、「飲料容器、食品容器、光ディスク、電子機器」などさまざまな製品に使用されています。
エポキシ樹脂は耐久性があり、内部コーティングやシール材として「食品缶、水道管、電子基板」など幅広く使用されます。
ホルモンに影響を及ぼす可能性
BPAは、内分泌撹乱物質として知られています。
これは、ホルモンの生産、分泌、受容体との相互作用を妨げる可能性がある物質を指します。
BPAはエストロゲン様の効果を持ち、体内のエストロゲン受容体に結合することが報告されています。そのため、ホルモンバランスや生殖機能、神経発達などに影響を及ぼすともいわれています。
もし影響を及ぼす結果になると、さまざまな生理的機能や発育、繁殖、免疫システムなどに潜在的な影響を与える可能性があるそうです。
ホルモン作用に影響が出てくると!
具体的な結果は、物質の種類や曝露レベルや個人の感受性などによって異なるそうですが、一部の内分泌撹乱物質は、ホルモンの分泌や受容体への結合を妨げることで、ホルモンバランスの乱れや生理的な影響を引き起こす可能性があるといわれています。
影響を受けた場合、個人の「生殖能力、発育、免疫機能、神経系機能」などに、変化が表れて来るようです。
また、一部の内分泌撹乱物質は、発育期や胎児の発育に影響を与えることが知られています。
特に、胎児や幼児の発育中に内分泌撹乱物質に曝露されると、生殖系や神経系の発達に影響を及ぼす可能性もあるそうです。
内分泌撹乱物質は、一部の「化学物質、農薬、プラスチック製品」などに存在することもありますが、これらの物質の使用や曝露を減らすことは、個人の健康や環境の保護にとって重要な問題です。
まだ、これらの問題は、関連する規制やガイドラインも導入されており、科学的な研究や評価が続けられているそうです。
マイクロプラスチックも流れ出す危険性が!
プラスチック製の電子ケトルを使用していると、マイクロプラスチックといわれる成分にも近いプラスチックの微粒子も出るといわれています。
マイクロプラスチックは、非常に小さなマイクロサイズのプラスチック粒子や断片を指します。
これらの微小なプラスチック粒子は、環境中に広く存在しており、今の環境現状を見ても下記の要因によって生成されます。
大きなプラスチック製品や廃棄物が自然環境中で分解される際に、マイクロプラスチックが生成される場合があります。
例えば、海洋や湖沼などの水中環境では、プラスチックごみが波や紫外線の影響を受けて破砕され、微小なプラスチック粒子となる懸念が起こります。
また、一部の製品には、洗浄や研磨効果を高めるために意図的に添加されたマイクロプラスチックが含まれています。
例えば、洗顔料や歯磨き粉などの一部の化粧品に使用されています。これらの製品から使用後に排出され、環境中にマイクロプラスチックが拡散する可能性も考えられますね。恐ろしい!
ただ、マイクロプラスチックなどは、体内に入ったとしても排出されるという人もいますが、果たしてそうでしょうか?
マイクロプラスチックは体外へ排出されるから大丈夫?
一般的に、マイクロプラスチックは体内に摂取された場合でも一部が体外へ排出される可能性があるそうです。よかった!
ただし、その排出の効率や速度は個人や環境の条件によって異なるので、完全に排出されるとは限らないそうです。
マイクロプラスチックは、消化器官を通過したり、代謝や排泄の過程で体外へ排出されることが報告されているようです。
専門研究機関によると、マイクロプラスチックが腸内に入った後、一部は糞便として排出されることが観察されていますが、ただし摂取されたマイクロプラスチックが全て排出されるわけではないといわれています。
一部のマイクロプラスチックは、組織や臓器に取り込まれたり、血流やリンパ系を介して他の部位へ移動する可能性もあり、さらにマイクロプラスチックが長期間体内に留まることで、潜在的な健康への影響が懸念されています。
マイクロプラスチックの摂取や排出に関する詳細なメカニズムや影響は、まだ研究が進行中で、明確な情報は解明されていない部分もあります。
なので、マイクロプラスチックの健康への影響に関しては、現時点では科学的な合意が得られていないことに留意するほかなさそうです。
ただ、環境へのマイクロプラスチックの排出を最小限に抑えるためには、プラスチック製品の適切な廃棄やリサイクル、マイクロプラスチックを含む製品の選択など、総合的なアプローチが重要と感じます。
また、関連する研究や専門家の意見に注目し、最新の情報を参考にすることもとても大切な要素になってきますね。
海の魚もあぶない!
マイクロプラスチックが環境中に広まり、海洋生物に影響を及ぼす可能性もでてきます。
特に海洋において、プラスチックごみは川から流れ出し、海に到達することがあり、その結果海洋生物はこのプラスチックごみを誤って摂取する可能性が出てきます。
摂取されたマイクロプラスチックは、海洋生物の消化器官や組織に取り込まれ、健康や生理機能に影響を及ぼす可能性も。
また、マイクロプラスチックに吸着された有害物質が含まれている場合もあり、これらの物質が生物体内に放出される可能性は大いに考えられるでしょう。
その結果、人間が海洋生物を摂取することにより、マイクロプラスチックが人間の体内に入る可能性も考えられますが、ただし、現時点での人間の健康への具体的な影響については、科学的な合意が得られていないこともあるようです。
まとめ
選択する際に考慮すべきポイントは、「個人の好み、使用目的」で変わってきそうです。
もし耐久性や保温性能を重視する場合は、ステンレススチール製の電気ケトルが適しています。
一方、視覚的な要素や味の影響を重視する場合は、ガラス製の電気ケトルが好ましいかもしれませんね。
デメリット部分を考えた場合でも、どちらの材質の電気ケトルにもデメリットが存在します。
選択する際には、デメリットを考慮に入れ、自身のニーズや使用状況に合わせて判断してみてください。
また、どちらの材質を選んでも、製品の品質や安全性に注目することが重要だと思いますよね。
信頼性のあるメーカーや安全基準を満たしている製品を選んでくださいね。