SOUNDPEATS Truefree 2をレビューしてみました。
SOUNDPEATS Truefree 2はAmazonや楽天での取り扱いが多く、人気となっているワイヤレスイヤホンです。
人気のSOUNDPEATS Truefree 2は、前作であるSOUNDPEATS Truefreeが世界で100万台を突破した記念に新しくグレードアップとしてつくられたワイヤレスイヤホンです。
今回は、そんなSOUNDPEATS Truefree 2を紹介します。
SOUNDPEATS Truefree 2のレビュー
まずは、SOUNDPEATS Truefree 2の基本性能データーです。↓
製品名 | |
---|---|
使用時間/充電時間 | 約4時間(イヤホン)、約20時間(ケース)/約2時間(イヤホン)、約2時間(充電ケース) |
対応コーデック | SBC |
ノイズキャンセリング | パッシブノイズキャンセリング(物理的) |
Bluetooth規格 | Bluetooth 5.0 |
ドライバー | 6mm径ダイナミックドライバー(複合振動板を採用) |
インターフェース | USB Type-C充電 |
外部音取り込み | なし |
防水規格 | IPX7 |
サイズ | 8×3.8×3.2cm(ケース) |
重量 | 約 4.7g/一個 |
付属品 | イヤーフック(S、M、L)・イヤーピース(小、中、大)・説明書・USB Type-C×1・コマーシャルカード×3 |
保証 | 18ヶ月安心保証 |
SOUNDPEATS Truefree 2の6つの基本性能
SOUNDPEATS Truefree 2の6つの基本性能の特徴を見ていきます。↓
順を追って紹介します。
音質
音質は、全体的にドンシャリといわれるタイプで、低音と高音が強く中域音はやや隠れている感じがあり一見臨場感を味わう感覚に浸れるように聞こえるかもしれません。
ただドンシャリといっても安物にみられるような刺さるようなシャリシャリ感は感じません。
それでも、さすがに20,000円を超えるような機種と比べると、機能面などの違いもありそこまでの音質ではないことも確かですが、普通に聞く以上満足いく音質なのも確かです。
つまり、値段から見て「この価格で?」と思える音質に感じるかもしれません。ただし、ドンシャリ感が苦手でバランスが整った「マイルド感がある方が良いよね?」という方には向いていないかも。
あと遅延の問題はコーデックを確認すれば分かると思います。SOUNDPEATS Truefree 2に装備されているコーデックは多くのワイヤレスイヤホンに標準装備されているSBCです。
SBCは、コーデックの中において標準機能でしかない性能です。つまり、SBC装備のSOUNDPEATS Truefree 2の遅延は少しあると感じます。
しかし、SBCコーデックも良いメーカーやBluetooth性能が向上してきた理由からコーデックのデータ許容量などが増えてきている関係上、昔よりも遅延が少なくなっているイヤホンなどもあります。
でも、あくまでもBluetoothの性能が良いことやコーデックメーカーが良いという条件次第があるのも事実で、値段的にも高くなる可能性もあります。
アクティブノイズキャンセル
SOUNDPEATS Truefree 2には、機械的制御のアクティブノイズキャンセルは搭載されていません。物理的に遮断するパッシブノイズキャンセリングという機能のみです。
普通タイプのインナーイヤー型に比べると遮音性に優れているという特徴がありますが、電子的で高級なアクティブノイズキャンセルに比べると違和感のない密閉された遮音効果は体感できませんでした。
接続の安定性
接続の安定性によくありがちなホワイトノイズはあまりないというのが正直なところで聞きやすいと感じました。
値段から見ても、この価格帯での音質を見比べてみてもかなり良いと感じます。
装着感
SOUNDPEATS Truefree 2に付属されているイヤーピースの装着感は、多少圧迫感があるようにも思います。いろいろなイヤーピースを試すも耳の中が真空状態的な感覚を覚える感じで、合わないイヤーピースによくある感覚だと思います。
長時間付けていると慣れも出てくるかもしれませんが、人にもよると思います。
操作性
操作性は、ワイヤレスイヤホンでも数少ない物理ボタンを採用。
「タッチセンサーはどうも苦手だよね!」という方には向いているかも!でもボタン操作に難がある?使いにくい理由は、押す場所によっては機能しない場合があるから!ボタンの端を押すと機能する。
モノにもよるかもしれないけど、作りがいっていしていない理由があるのかも?
マイク音質
ワイヤレスイヤホンで外の音を再現するとき、通常サンプリング周波数という音を周波数に変える作業があるのですが、音を再現する効果が下がる傾向になり質感の悪い声に変化するデメリットが出てきます。
サンプリング周波数が下がると変換された声がこもる現象が出てきて、口を押えてしゃべっているかのように相手に聞こえてしまう問題が出てきます。
この現象はほとんどのワイヤレスイヤホンに当てはまるのですが、より自然な会話音を再現したワイヤレスイヤホンはappleやソニーのイヤホンです。
やはり価格が下がると高価な部品が使われない問題や、もともとの高い技術を持っていないとワイヤレスイヤホンに組み込めないので話にならないですが!
バッテリー
SOUNDPEATS Truefree 2のバッテリー性能は他に比べるとちょっと物足りないと感じました。通常のイヤホンであれば5時間ほど持つと思われますが、4時間しか持ちません。というか、4時間前に途切れることも!
さらにケースの方も20時間で5回分の充電が可能となっていますが、5回目のフル充電は無理です。あと充電時間も2時間と他と比べてみてもやや長いと感じます。まだTruefree+の方が持ちが良かったとも感じます。
ただ、音声重視の作りになっている分バッテリーの持ちが少なくなるのかもしれませんね。サウンドピーツイヤホン全体に言えることですが、安価でこの音声を実現しているのに不満はないといえるかもしれません。
おすすめ機能
SOUNDPEATS Truefree 2には他にない「片耳モード」という機能があります。他のイヤホンにも片耳モードはありますが、全体の音が片耳で聞けません。ですが、このSOUNDPEATS Truefree 2の片耳モードでは全体の音が聞けるので非常に便利です。
SOUNDPEATS Truefree 2には高機能の外部取り込みがない分、この片耳モードは使えるのかなと感じました。
車を運転しているときとか、外の音を聞かなければならない場合とかに便利な機能です。また、街中も普通に外の音を聞いていなければ危険が迫ったなどいざというときの対応ができないのも考え物ですからね。
SOUNDPEATS Truefree 2の口コミ評判
SOUNDPEATS Truefree 2の口コミや評判をメリットとデメリットにまとめてみました。
(メリット)
・音のクリアさが良い。
・値段の割にコスパが良すぎ。
・タッチ操作よりも使いやすい。
・装着感がいい。
・左右どちらでも使えて良い。
(デメリット)
・ボタン操作がよくない。
・遅延があり過ぎるから動画やゲームは無理。
・音が切れる。
・場所によってノイズが出る。
・充電装置に難がある。
説明書以外のデーターも掲載
説明書在中データやそれ以外のデーターを掲載してみましたので参考に。
(ペアリング)
・マルチペアリング方式。
・手動でペアリングモードにするときは、左右どちらかを5秒長押し。
・片方側がみ超えなくなった場合はペアリングをし直す。
(使用面)
・ボタンは物理使用で特徴のある端側押しタイプ。
・電源が切れなくなった場合は7秒ほど長押しする。
・電源は1,5秒長押し。
・電源OFFは「ケースにしまう/8秒の長押し」。
・音を下げるときは、左側を早く2回押す。
・音を上げるときは、右側を早く2回押す。
・前に戻るときは、左側を1,5秒長押し。
・前に進むときは、右側を1,5秒長押し。
・「再生/一時停止」は、左右どちらかを1回押す。
・ケース側のランプ:接続中=白点灯・未接続=赤白交互点滅。
(機能面)
・通話時、場所によってはノイズが入り相手側へは音がこもるように聞こえる。
・対応機種はBluetooth搭載機種。
・急速充電は故障の原因になる場合が多い。(購入時の人のデータが元になる)
・IPX7防水でも温水使用では防水パッキンの変形を招き故障の原因になる可能性が高い。
(要交換)
・不具合や使用できないときは12ヶ月間保証で要交換。
・メルカリからの購入では保証交換はできないため故障すれば終了。
・充電の不具合は要交換。
まとめ
SOUNDPEATS Truefree 2を最終的に評価すると、音声に関しては値段以上だと思えます。しかし、遅延がやや気になるため動画や音ゲー使用には向いていないと思えます。
また会話時の性能はAirPodsやソニーなどを除くどのイヤホンにも当てはまると思えますが、相手に聞こえる音声は正直”こもる”感じがあります。
ノイズキャンセリングはパッシブのみなのでイヤーピースに依存します。つまり、イヤーピース交換で音が変化すると思うので装着感は重要かなと思えます。
さらにSOUNDPEATS Truefree 2では、雑音や音切れが頻繁するという口コミも見受けられます。個体によっては出来不出来があるためひどい場合は交換してもらった方がよさそうです。
あと何回も言っていますが、メルカリからの購入では故障した場合保証書が添付されていたとしても補償対象にはなりません。なぜなら購入履歴が購入先に保存されており、保証する際のデータと照らし合わせられるからです。
つまり、保証対象になる人は買った本人しか対象にならないということです。ただでさえ故障が多いと思える安価なワイヤレスイヤホンをメルカリで購入する場合は、故障した場合無保証になることを前提としていた方がよさそうです。
そして最後に、わたしが思うワイヤレスイヤホンに持っている持論には、音もそうですが、見た目を重視しています。なぜなら髪が短いためワイヤレスイヤホンがもろに見えるからです。
あまりにも出っ張っているイヤホンを付けると「見た目が良くない」です。
SOUNDPEATS Truefree 2を装着して真正面から見るとロボットのように見えてしまいます。( ̄∇ ̄;)ハッハッハ。その代わり前作のSoundPEATS Truefree+は真正面から見ても出っ張りがほとんどない、代わりに機能面が低くなりいろいろ考えると一長一短という問題があります。
音声にこだわりがなく、見た目に気を使う日はSoundPEATS Truefree+。見た目が気にならず、尚且つ音声を楽しみたい日はSOUNDPEATS Truefree 2を気軽に装着するようにしたいものですね。