「レンジメートプロ」で作る焼き魚は、皮はパリッと、身はふっくらジューシーで本当に美味しいですよね。
でも、美味しい食事の後に待っているのが、「洗っても取れない魚の強烈な臭い」という悩みです。
・棚にしまっておいたら、棚の中まで魚の臭いが充満してしまった…
そんな経験はありませんか?
実は、フッ素樹脂加工の調理器具についた臭いは、単に洗剤で洗うだけでは落ちない「見えない油膜」が原因なんです。
そこで今回は、レンジメートプロを愛用する筆者が実践している、「家にあるものですぐできる最強の消臭テクニック」を徹底解説します。
特別な洗剤は必要ありません。重曹、お茶の出がらし、レモンなど、キッチンにある身近なアイテムを使って、あの嫌な臭いをスッキリ解消しましょう!
レンジメートプロの基本的な使い方や、実際に使ってみて分かったメリット・デメリットについては、以下の記事で詳しくレビューしています。購入を検討中の方は、まずはこちらの口コミからチェックしてみてください。

なぜ洗剤だけでは臭いが落ちないの?その原因とは
消臭方法を実践する前に、敵を知っておきましょう。なぜレンジメートプロについた魚の臭いは、あんなにしつこいのでしょうか?
原因1:酸化した魚の油がコーティングに残っている
魚の脂には、独特の臭い成分が含まれています。これが加熱によって酸化すると、さらに強力な悪臭を放つようになります。
レンジメートプロの表面はフッ素樹脂コーティングされていますが、目に見えない微細な凹凸が存在します。冷えて固まった魚の脂がこの隙間に入り込むと、通常のスポンジ洗いだけでは完全に取り除くことが難しく、これが「洗ったはずなのに臭う」原因となります。
原因2:プラスチック素材への吸着
レンジメートプロのフタや外枠には、耐熱プラスチック(SPSなど)やシリコンが使われています。これらの樹脂素材は、金属や陶器に比べて「臭い分子を吸着しやすい」という性質を持っています。
特にシリコンパッキンなどは、一度臭いが染み込むとなかなか抜けません。
つまり、臭いを消すためには、表面を洗うだけでなく、「熱の力で毛穴を開いて、奥に入り込んだ臭い成分を追い出す」必要があるのです。
【最強】重曹を使った「煮沸消臭」テクニック
最も効果的で、かつレンジメートプロの機能を活かした方法が、「重曹水を入れてチンする」という方法です。
重曹(炭酸水素ナトリウム)は弱アルカリ性です。魚の腐敗臭や、酸化した油汚れ(酸性)を中和して分解する働きがあります。
さらに、レンジメートプロ自体が発熱する性質を利用して、重曹水を沸騰させることで、熱と発泡の力で汚れを浮き上がらせます。
手順1:レンジメートプロに水と重曹を入れる
本体のプレートに水を入れ、重曹を加えて軽く混ぜて溶かします。 ※満水にすると沸騰した際に吹きこぼれて、底面の穴に水が入る危険があるため、必ず7分目以下に抑えてください。
手順2:フタをせずに電子レンジで加熱する
ここがポイントです。フタはしません。 フタをすると蒸気が充満しすぎて吹きこぼれる可能性があります。また、蒸気と一緒に臭いを飛ばしたいので、オープンな状態で加熱します。
600Wで3分〜4分程度加熱します。 庫内で重曹水が沸騰し、グツグツとなっている状態を1分ほど維持するのが理想です。
手順3:そのまま冷めるまで放置する
加熱が終わったら、すぐに取り出さずに、庫内でそのまま冷めるまで放置します。 この「冷めていく過程」でも、重曹がゆっくりと汚れを分解してくれます。また、庫内も蒸気で蒸らされるため、電子レンジについた臭いも一緒に拭き取りやすくなります。
手順4:洗い流す
冷めたら重曹水を捨て、中性洗剤とスポンジで軽く洗えば完了です。 驚くほど臭いが消え、ヌルヌルしていた油汚れもキュキュッと落ちているはずです!
【エコ】お茶の出がらし(茶殻)でカテキン消臭
「重曹が家にない」「もっと手軽にやりたい」という方におすすめなのが、「お茶の出がらし」を使う方法です。
緑茶に含まれる「カテキン」には、強力な抗菌・消臭作用があります。昔から魚屋さんがまな板の掃除にお茶を使うのは、この理にかなっているのです。
手順1:茶殻と水を入れる
お茶を飲んだ後の出がらし(ティーバッグでも茶葉そのままでもOK)をレンジメートプロに入れ、ひたひたになるくらいの水を注ぎます。
手順2:電子レンジで加熱して「煎じる」
フタをして、600Wで2分〜3分加熱します。 レンジメートプロの中で茶葉を煮出すイメージです。こうすることで、濃縮されたカテキン成分がプレート全体に行き渡ります。
手順3:フタをしたまま蒸らす
加熱が終わったら、そのまま5分〜10分ほど放置して蒸らします。 蒸気を含んだ茶葉が、フタの裏側やパッキンの隙間の臭いまで吸着してくれます。
手順4:茶殻ごと擦って洗う
冷めたら、中の茶殻を使ってプレートの表面を優しく撫でるように擦ります(ティーバッグの場合は袋ごと)。 最後に水で洗い流せば、魚臭さが消え、ほんのりお茶の良い香りが残ります。
【爽快】レモン・柑橘類の皮でリモネン洗浄
魚の生臭い成分(アミン類)はアルカリ性の性質を持っています。これを中和するには、酸性の「クエン酸」や柑橘類が効果的です。
また、レモンやみかんの皮に含まれる精油成分「リモネン」には、油汚れを溶かす作用があります。
「焼き魚の後に、レモンの爽やかな香りにリセットしたい」という時におすすめです。
手順:レモンの切れ端を加熱する
料理に使って余ったレモンの端っこや、絞りカス、あるいはミカンの皮などをレンジメートプロに入れます。 少量の水を加え、600Wで2分ほど加熱します。
庫内に柑橘系の爽やかな香りが広がり、油汚れも浮き上がって一石二鳥です。
【注意】 ポリスチレンなどの一部のプラスチック素材は、リモネンによって溶ける性質があります。レンジメートプロのフタ(樹脂部分)に長時間皮を密着させたり、高濃度のリモネン液を放置したりするのは避けてください。加熱後は速やかに洗い流しましょう。
【吸着】コーヒーかすで臭いを閉じ込める
ドリップコーヒーを毎日飲む方なら、「コーヒーかす」も優秀な消臭剤になります。
コーヒーかすには、活性炭のように無数の小さな穴が開いており、アンモニアなどの嫌な臭いを吸着する能力は、活性炭の数倍とも言われています。
手順:コーヒーかすを炒る
湿ったままのコーヒーかすをレンジメートプロに広げます(水は入れません)。 600Wで1分〜2分、様子を見ながら加熱して、水分を飛ばしながら「炒り」ます。
レンジメートプロは「焼く」機能が得意なので、コーヒーかすを芳ばしく炒ることができ、その煙が消臭効果を発揮します。 ※焦げすぎないように注意してください。
絶対にやってはいけない!間違った消臭方法
良かれと思ってやったことが、レンジメートプロの寿命を縮めてしまうこともあります。以下の方法はNGです。
NG1:本体ごとの「つけ置き洗い」
「臭いがひどいから、洗剤を溶かした桶に一晩沈めておこう…」 これは絶対にやってはいけません!
親記事や他の記事でも解説していますが、レンジメートプロの底面には通気口があり、内部には水に弱い「アルミナ繊維」が入っています。 水没させると内部に水が浸入し、故障や発火の原因になります。
消臭のための「つけ置き」をする場合は、必ず「プレートの内側に水を張る」だけに留め、外側を水に漬けないようにしてください。
じゃあ、外側の汚れはどうやって落とせばいいの?」と不安になりますよね。本体を水没させずに、隅々までキレイにするための具体的な手順と裏技はこちらで解説しています。

NG2:漂白剤(ハイターなど)の使用
キッチンハイターなどの塩素系漂白剤は、フッ素樹脂コーティングを傷める可能性があります。また、金属部分の腐食原因にもなるため、使用は避けましょう。
臭いを未然に防ぐ!普段からできる予防策
ついてしまった臭いを取るのも大切ですが、そもそも「臭いをつけない・残さない」使い方も重要です。
1. 調理後は「温かいうち」に拭き取る
臭いの元凶である「魚の脂」は、冷えると固まってコーティングにへばりつきます。 調理が終わって料理をお皿に移したら、本体がまだ温かいうちに、キッチンペーパーで脂をしっかりと拭き取ってください。
これだけで、洗剤で洗った時のスッキリ感が全く違います。
2. 連続調理をするなら「野菜」を後にする
魚を焼いた後に、そのまま野菜炒めなどを作ると、野菜が魚の臭いを吸ってしまいます。 逆に、「先に野菜や肉を焼き、最後に魚を焼く」という順番にするだけでも、次回への臭い残りの心理的ダメージは減らせます。
3. すぐに洗う(冷めてから)
「明日洗えばいいや」と汚れたまま一晩放置すると、臭いは確実にコーティングに定着します。 手で触れる温度まで下がったら、その日のうちに洗うのが鉄則です。
まとめ:重曹とお茶で、レンジメートプロは無臭に戻せる!
レンジメートプロの魚の臭い対策について解説しました。
「臭いが取れないから、魚料理専用にするしかないか…」と諦める必要はありません。
今回ご紹介した方法は、どれもキッチンにあるもので、思い立った時にすぐ試せるものばかりです。 特に「重曹煮沸」の効果は絶大なので、ぜひ一度試してみてください。新品のときのような無臭の状態に戻れば、またパンケーキやフレンチトーストなど、香りが大切な料理も心置きなく楽しめますよ!
レンジメートプロを長く清潔に使い続けるための、その他のメンテナンス方法や、具体的なレシピの評判については、以下の記事もあわせてご覧ください。




