日々のセット時に、「くせ毛はどうすればよくなるのだろう?」と悩んでいる人も多いと思いますが、今回はそんなくせ毛がくせ毛でなくなる良いヘアオイルをご紹介します。
くせ毛にいいヘアオイル
あなたはくせ毛にヘアーオイルを使われていますか?使われているとしたら、どんな時にですか?どんな目的のときですか?
そもそもヘアーオイルを使う時のタイミングとは、髪にツヤを与え手触りを良くしセットさせやすくするときに使用するもの。
・毛先が広がっているからつける。
・くせ毛をまとめたいからつける。
・毛先を整えたいからつける。
このような状態になったときにつけるのは勘違い。
くせ毛がくせ毛でなくなる良いヘアオイルは、ズバリ「ホホバオイル」一択です。ホホバオイルは美容成分としてもすごく有名なオイルですが、くせ毛に作用する理由は、下記を読み進めれば納得できます。
その前に、話を順序だてるためにヘアーオイルの種類をご紹介します。
ヘアーオイルの種類
ヘアーオイルの種類には2種類あるのをご存じでしたか?
・揮発するオイル
・揮発しないオイル
揮発するヘアーオイルと揮発しないヘアーオイルがあります。
揮発するオイルとは
いま現在一般の髪に使用され巷でも人気があるヘアーオイルは揮発するオイルが普及しています。
傷んだ髪につけた後ベタつきをなくすようサラサラ感やシットリ感を得るためで、髪が乾燥する前につけることによってドライヤーなどの熱から保護され仕上がり感がよくなる効果が得られるため、揮発しやすいヘアーオイルが主流になっています。
ですよね。普通に考えてもヘアーオイルをつけた後いつまでもベタつきがあったのではボリューム感が損なわれて見栄えが悪くなってしまいますから。さらに髪質が少なければ見た目もベターとなるなど尚更ですよね。
成分的に見るとシリコン系で揮発しやすい「シクロペンタシロキサン・デカメチルシクロペンタシロキサン・シクロメチコン」などがありますが、揮発性の高いオイルは化粧品に使用されていることでも有名ですね。
揮発しないオイルとは
揮発しないオイルは、読んで字のごとく揮発しないので付けた後も乾きが少なくいつまでもシットリ感が長持ちするオイルです。しかし、通常の髪に使用すると見た目の様相がべターとなりボリュームのない髪に仕上がります。
ですが、もともとくせ毛の人の髪質は暴発しそうな髪質なので、このようなくせ毛につけるとしなやかで落ち着きのある仕上がりになるのです。
揮発しないオイルには「ホホバオイル・アルガンオイル・グレープシールドオイル・ココナッツオイル」などの種類があります。
さらに、揮発しないオイルのなかにも
・精製オイル
・未精製オイル
精製オイルと未精製オイルがあります。
一つ一つ説明していきますね。
精製オイルとは
精製オイルは見た目がクリアーです。ホホバオイルを生成する段階で不純物を取り除いたものでホホバオイル本来の栄養分も少な目になっているのが生成されたホホバオイルです。
使い心地はサラサラに近くて普通の痛んだ髪用には良いですが、くせ毛にはなじみが浅く長持ちしずらいという特徴がありアレルギーなどの症状に有効作用するため、おもに化粧品用のオイルに用いられることが多いです。
未精製オイルとは
未精製オイルとは、今回のテーマでもある「くせ毛」に有効作用するオイルです。
ホホバオイルの未精製オイルがくせ毛の特徴でもある「セットしにくい状態を改善させるのに有効」だということです。
いま巷で販売され普通に使われているヘアオイルのほとんどが揮発するオイルです。でもこのオイルをくせ毛に使用する人がほとんどだと思いますが、くせ毛には効果が出にくく付けた最初はまとまりがあるから「いいんじゃない!」ってなりますが、時間が経つにつれくせ毛本来の姿に戻る可能性が高いです。
くせ毛に効果があるオイルは揮発しないオイル。うるおいが留まりやすく、くせ毛の特徴である
理由は、いままでどのようにしてもまとまらなかったくせ毛がまとまるようになるから。なぜなら、くせ毛の構造を知ればなっとできるかな。
ということで、くせ毛の構造について述べるね。
くせ毛の構造
下記の図を見てもらえば分かると思うけど、毛根部分が湾曲しているのが分かると思います!
右側の毛根部分の形状が違っているのが確認できると思いますが、くせ毛の人の毛根部分は毛根が出来るときすでに湾曲形状になっている場合がほとんどといわれています。
人類において髪質は大きく分けて3種類あります。
直毛
波状毛
縮毛
直毛は、黄色人種に多いとされる髪質です。
波状毛は、白人に多い髪質だといわれています。
縮毛は、黒人に多い髪質です。
黄色人種でも波状毛になる人の割合は全体の70%もいるそうです。驚き!といっているわたしもくせ毛でしたが、生まれつきです。そう、わたしの髪質は母親譲りの遺伝なんです。ぱっと見ではひどくないですが、緩やかなウエーブを描いて伸びています。
くせ毛の原因
遺伝といっても、先祖はどうしてくせ毛になったのでしょう?遺伝要因から先祖をさかのぼってみてもはっきりしたことは分かりませんが、どうやら日本の気候と関係しているといわれているようです。
黄色人種が波状毛になる理由は、日本の風土特有の湿気が原因しているようです。湿度の高い日本の気候がわたしたちのくせ毛という変化をもたらしたみたいです。
でも、ハッキリ言ってくせ毛の構造を知ってもくせ毛は治せませんよね。読んでいて「これって、くせ毛が遺伝だったら治せないじゃん!」って気が付いた方もいるはず。
そうなんです。くせ毛は生涯治せない症状なんです。毛根部分が湾曲している以上治す術がありません。
くせ毛を解消し長く持たせる方法
ホホバオイルでくせ毛がまとまってくるのは、頭皮上で見えている部分の髪です。頭皮から下の部分はどうにも手の付けようがありませんが、見えている部分の髪はしなやかになるのです。
話しが変わりますが、あなたは縮毛矯正って聞いたことはありませんか?縮毛矯正をかけると半永久的にくせ毛が治るといわれていますが、じつは縮毛矯正も見えている部分の髪を矯正するだけなのです。つまり、縮毛矯正もホホバオイルやアルガンオイルなども一生付けていなければくせ毛は防げないのですね。当たり前ですが。
縮毛矯正はどれくらいの期間持つ?
縮毛矯正すれば、普通の髪質とほとんど分からないぐらいストレートに変身します。
しかし、縮毛矯正をしても変化するのは頭皮上の見えている部分の髪だけでなので、新たに髪が伸びた部分はくせ毛として生えてきます。
髪が多い人は伸びる割合が遅いので半年に一回ぐらいの割合で縮毛矯正をかけていきます。
髪が少ない人は、髪の一本一本にいきわたる栄養分が多くなる関係上伸びる確率が高くなるため、3か月や4か月あたりで縮毛矯正をかけなければならないでしょう。
また縮毛矯正にかかる費用は定まっていません。安いところは10,000円以内から、高いところでは20,000円から30,000円というところもあります。
ホホバオイルの効果や持続
先述したようにくせ毛にホホバオイルをつけると、しつこいウエーブも滑らかな髪質へと変化します。滑らかになる理由は、水分と内からの栄養分を閉じ込める結果うるおい効果がでてくるから。
縮毛矯正でダメージを受けた髪に対し外部から保護し潤いを与えてくれる作用が長続き、さらなる滑らかな髪へ変化する可能性が高くなります。
資本金20億円、売上高357億25百万円、営業利益63億94百万円といわれるヘアカラー剤、ヘアスタイリング剤、パーマ剤、シャンプー、ヘアトリートメントなどを取り扱っている企業ミルボン(Milbon)の研究によって、ヘアオイル調査で髪への浸透性が一番良いオイルがホホバオイルという研究結果も出されているほど髪との相性がどのオイルよりも良いようです。
ホホバオイルの持続や使い方
ホホバオイルは基本的に髪を覆っているキューティクルに皮膜を形成する作用が高いオイルです。なのでシャンプー後の髪の乾かし方に注意が必要になったりします。
保護力が他に比べて高いため、ホホバオイルをつけるまえの髪に湿気が残っていると後々まで持続効果が続くため乾きづらくなり、いつまでもべターっとなったままです。ホホバオイルをつけるときは髪をシッカリ乾かしてから付けるのが基本です。
少量だとそれほどでもありませんが、たっぷりつけるとシットリ感が半端なく消えません(汗なので、半乾き状態であれば少量を、またタップリつけたい場合はかんぜんに乾いた後に付けるようにしましょう。
ホホバオイルのおすすめ
揮発しないオイルで未精製のオイルには、ホホバオイル・アルガンオイル・グレープシールドオイル・ココナッツオイルがあるといいましたが、髪に一番合うオイルがホホバオイルです。
人の脂肪分にもっとも近い主成分であるワックスエステルという成分によって髪一本一本にバリアを形成する作用が高いといわれています。
本来であれば、毛根から出された皮脂が髪全体を覆い外敵から守りますが、分泌量が少なくダメージを受ける確率が高いため、それを防ぐのに皮脂にもっとも近いホホバオイルを使用するわけです。
ホホバオイルで覆われ外敵から守られているうちに毛根へ吸収された栄養分が髪一本一本へ浸透力で潤いが満たされ、くせ毛本来のウエーブも滑らかになってくるのです。
ホホバオイルのおすすめは、もちろん未精製のゴールデンといわれるホホバオイルです。
ですが、精製されたホホバオイルの美容効果には優れた効果があるため、アレルギー症状やアトピー性皮膚炎などで化粧品を使いあぐねていた方には精製ホホバオイル(クリア)を使ってみてはいかがでしょうか?
ヘアメイクキャップアーティストで有名な美の匠こと金原宣保さんが、当時敏感肌のモデルと出会い今まで使ったことのない知り合いのつてで知ったオーガニックホホバオイルを始めて使ったそうです。使うや否や20年以上のヘアメイクの経験の中で赤みのなくなった素肌を見て信じられないまでの衝撃を受けたことがあるそうです。
そのホホバオイルが「NATURAL ORCHESTRA」だったそうです。
もし今アレルギーやアトピーで満足に化粧品を選定できていないのであれば、一度確かめてみてはいかがでしょう?
ホホバオイルに話を戻しますが、100mlで1,500円前後と高価なため、なるべくなら少量ではなく多目に入ったものを選ぶと100mlの単価も下がり経済的です。
まとめ
くせ毛は厄介で始末の悪い手間のかかる悩みの種ですが、手入れ次第では思うようなスタイルも可能になります。ただしいオイルを使用するだけでいままでの悩みの解決への糸口が見つかる可能性があります。
ただ、昨今非常に間違った選択によって日々の手入れが困難極まりない状態で悩んでいた人も多かったのではないでしょうか?
このページで紹介してきたホホバオイルを使用することによってセットする時間も見違えるように短縮される可能性があります。
くせ毛にはホホバオイルを。また生成されていないゴールデンホホバオイルでも普通肌であればとても良い着け心地になり、たとえアレルギーを持った人がつけたとしても他のオイルや成分にはなかった効果が期待できます。
しかし、万が一アレルギー肌に合わないようであれば生成された上記で紹介したNATURAL ORCHESTRAを使ってみてください。トラブル続きだった今までの肌が見違えるようになる可能性大ですよ。
また、縮毛矯正を並行して行えば、悩みからのストレスが大幅に改善されいら立っていた忙しい朝の時間帯にも余裕が生まれることにもつながると思いますよね。
くせ毛にはホホバオイル一択です!が、ときにアレルギーが気になる人は天然素材を使用したオイルが良い場合もあるのかもしれませんね。そのような場合に使用すると効果が表れやすいのがフォーサイスのLUTY(ルーティー)かもしれません。
さらに、日々の手入れに必要になるのがシャンプーやトリートメント、ヘアドライヤです。