脱毛器選びにおいて、スペック(パワー)と同じくらい、いやそれ以上に重要なのが「自分の肌質や毛質、そして用途に合わせられるか」という拡張性です。
家庭用脱毛器の絶対王者として君臨する「ケノン脱毛器」。 その最大の特徴は、本体とハンドピースが分かれた構造による圧倒的なパワー(消費電力220W)ですが、もう一つ、他社の追随を許さない決定的な強みがあります。
それが、「交換式カートリッジシステム」です。
・結局どれを買えばいいの?
・美顔器としても使えるって本当?
・肌が弱い(アトピーなど)私でも使える?
今回は、そんな疑問を全て解決するために、ケノンの全5種類のカートリッジのスペック、寿命、コスパ、そして敏感肌への影響までを最新情報と共に徹底深掘りしてみました。
1. ケノンの基礎体力「220W」があるからカートリッジが活きる
各カートリッジの詳細に入る前に、大前提となるケノンの「本体性能」について触れておかなければなりません。なぜなら、どんなに良いタイヤ(カートリッジ)を履いても、エンジン(本体)が非力なら走らないからです。
ケノンは消費電力220Wという、家庭用脱毛器としては規格外のモンスターエンジンを積んでいます。一般的なハンディ型脱毛器が60W前後であることを考えると、その差は歴然です。
この圧倒的な「馬力」があるからこそ、剛毛用のストロングカートリッジで髭を焼き切ったり、美顔用のカートリッジで肌の奥まで光を届けたりすることが可能になるのです。
なぜケノンだけがハンディタイプの3倍以上(220W)ものパワーを出せるのか?その心臓部である「特注コンデンサー」の秘密については、以下の記事で解説しています。

2. なぜケノンは頑なに「カートリッジ交換式」なのか?
最近の脱毛器市場では、照射口が本体と一体になった「使い切りタイプ」が増えています。製造コストが安く、コンパクトに作れるからです。
しかし、ケノンは発売当初からずっとカートリッジ交換式を採用し続けています。そこにはユーザーファーストな明確な理由があります。
2-1. 衛生面での圧倒的メリット
一体型脱毛器の最大の欠点は「使い回し」です。 お父さんが剛毛のヒゲやすね毛に使った直後の照射口を、娘さんが顔や腕に使う……。アルコールで拭いたとしても、気分的に抵抗がある方も多いはずです。
カートリッジ式なら、「お父さん用(ストロング)」「娘さん用(スーパープレミアム)」とカートリッジを物理的に分けることができます。これなら、家族や恋人とシェアしても常に清潔。VIOに使ったカートリッジを顔に近づけるストレスからも解放されます。
2-2. 「本体ごとゴミ」にならない究極のエコ
使い切りタイプは、30万発などの寿命を撃ち切ったら、機械ごと燃えないゴミになります。たとえエンジンが生きていても、照射口が寿命なら終わりです。
ケノンは違います。カートリッジを交換すれば、本体(エンジン)はそのままに、新品同様の照射能力を取り戻します。
本体が壊れない限り、カートリッジ代(数千円)だけで半永久的に使い続けられるのです。 長い目で見れば、数年おきに数万円の本体を買い換えるより、圧倒的にコスパが良いのは明白です。
3. ケノンのカートリッジ全5種類を徹底スペック比較
現在、ケノンには用途に合わせた5つのカートリッジが存在します。 「種類が多すぎて分からない」という方のために、スペック、寿命、そして「どんな人が買うべきか」を詳細にまとめました。

① スーパープレミアム(標準装備)
現在、ケノン本体を購入すると最初から装着されている、最強の標準カートリッジです。 特筆すべきはその寿命。レベル1で300万発、最大レベル10でも50万発照射可能です。
昔のケノン(Ver.7以前)を使っている人が、このスーパープレミアム欲しさに最新バージョンに買い換えるほど、性能のバランスが良い「万能型」です。基本的にはこれ一つで全身OKです。
② ストロング
照射面積をあえて狭く(4.5cm²)設計することで、220Wの本体パワーを一点に集中させ、焼くような熱密度を生み出します。 他のカートリッジと比較して、ガラスフィルターの厚みや内部構造が異なり、毛根への熱伝導率が段違いです。
・VIO: 性毛と呼ばれるしぶとい毛には、この火力が必須です。
※出力が高すぎるため、誤照射防止の「ロック解除機能」がついているのも特徴です。
なぜヒゲやVIOなどの剛毛には、このストロングカートリッジのような「高出力」が絶対に必要なのか?その物理的な理由は、以下の記事で深掘りしています。

③ エクストララージ
ケノン史上最大の照射面積(9.25cm²)を誇ります。 スーパープレミアムよりも一回り大きく、背中や太もも、お腹などの広範囲をパパッと終わらせたい「時短派」の方に重宝されます。
ショット数が節約できるのもメリットですが、スーパープレミアムの寿命が伸びた現在では、あくまで「時間短縮用」のオプションという位置付けです。
④ ラージ
スーパープレミアムが登場する前の標準カートリッジです。 現在はスーパープレミアムが優秀すぎるため、あえて買い足す必要性は薄いですが、価格が安いため「シェア用」「汚れやすい部位用」として予備に持っておくのは賢い選択です。
⑤ スキンケア(美顔用)
)
これだけは「毛を抜く」ものではなく、「肌を整える」ためのカートリッジです。 脱毛用の波長とは異なるフィルターを通すことで、エステサロンで行われる「フォトフェイシャル」と同じIPL光美容が自宅で可能になります。 これについては、次章で詳しく深掘りします。
4. 脱毛だけじゃない!「美顔機能」とアトピー肌への真実
ケノンユーザーの口コミを見ていると、
・アトピーがマシになった
という声を頻繁に見かけます。これは単なるプラシーボ(思い込み)なのでしょうか?
いいえ、実は光の性質による理屈が存在します。
4-1. IPL(光)は美肌ケアの定番技術
ケノンが採用しているIPL(インテンス・パルス・ライト)という光は、もともと美容医療の世界で、シミ、そばかす、赤ら顔、ニキビ跡などのケアに使われているものです。
脱毛用のカートリッジでも微弱ながらその効果はありますが、専用の「スキンケアカートリッジ」は、メラニン(黒)だけでなく、ヘモグロビン(赤)やコラーゲン生成(ハリ)に働きかける波長を効率よく取り出せるように調整されています。
というユーザーが多いのは、このためです。
4-2. アトピー肌でも使えるの?そのメカニズム
ここが最もデリケート、かつ重要なポイントです。 口コミで「アトピー肌だけど調子が良くなった」と言われる背景には、2つの要因が考えられます。
・要因②:光線治療に近い作用 皮膚科領域では、「スーパーライザー」などの近赤外線治療器を用いて、アトピー性皮膚炎の痒み軽減や血流改善を行う治療法があります。 ケノンのIPL光も広帯域の波長を含んでおり、近赤外線領域の光も一部含まれています。これが肌のターンオーバーを促したり、炎症を鎮める手助けをしている可能性は否定できません。
5. カートリッジの効果を最大化する「裏技」と「メンテナンス」
せっかくの高性能カートリッジも、使い方が悪ければ効果は半減します。7000文字の元記事でも好評だった、実践的なテクニックを再掲します。
5-1. 「サンドイッチ冷却」で痛みゼロへ
ストロングカートリッジなどの高出力照射をする際は、「冷やす→撃つ→すぐ冷やす」。 このサンドイッチ冷却を徹底してください。
付属の保冷剤で10秒以上、感覚がなくなるまでキンキンに冷やしてから撃てば、レベル10でも痛みはほとんど感じません。痛くないから続けられる、続けられるから抜けるのです。
5-2. カートリッジの汚れは「焦げ」の原因
使っていると、カートリッジのガラス面に黒い点々(焼きついた毛のカス)が付着することがあります。これを放置すると、光が黒い汚れに反応して熱を持ち、ガラスが割れたり肌を火傷したりする原因になります。
使用後は必ず、無水エタノールを含ませた綿棒などでガラス面を拭き取る習慣をつけましょう。これだけでカートリッジの寿命が何倍も持ちます。
6. ケノンを最安値で手に入れる「賢い買い方」
ケノンは基本的に値引きをしない商品ですが、購入場所によって「特典(付属カートリッジ)」の内容がガラリと変わります。ここを見極めるのが、実質的な最安値で買うコツです。
価格はどこも一律ですが、公式サイトや楽天の公式店では、日替わりで「ストロングカートリッジ」や「美顔カートリッジ」が無料で付いてくるキャンペーンを行っています。
本体を買うだけで、通常なら数千円〜1万円近くするカートリッジがタダで貰えるタイミングを狙ってください。これが最も損をしない買い方です。
7. まとめ:カートリッジを制する者は脱毛を制す
ケノンが単なる脱毛器ではなく「美容機器」として10年以上も愛されている理由は、このカートリッジ交換システムにあります。
・美肌にはスキンケアで優しくアプローチ
・広範囲にはエクストララージで時短
・家族とはカートリッジを分けて清潔にシェア
220Wという強力なエンジン(本体)をベースに、アタッチメントを付け替えることで、あらゆる肌の悩みに対応できる。これがケノンの真骨頂であり、他の使い捨て脱毛器には真似できない最大のメリットです。
ぜひ、あなたの悩みに合ったカートリッジを選んで、サロン級のケアを自宅で体感してください。
カートリッジの性能を活かすための「本体パワー」が最も高い脱毛器はどれか?消費電力に基づいた最新のスペック比較ランキングは、以下の親記事でチェックできます。




