アイリスオーヤマは、安価で良い商品を数多く販売している企業として有名ですが、そんな中でも10月に入って需要が伸びてくるのが加湿器。
今回は、アイリスオーヤマの中でもとりわけ電気代がかからないといわれているハイブリッド式の大容量タイプ「HVH-500R1」をレビューします。
気化ハイブリッド加湿器 HVH-500R1をレビュー!
冒頭でもお伝えしたように、気化ハイブリッド加湿器 HVH-500R1はほとんど電気代がかからないといわれている加湿器ですが、理由はいたって簡単。
ヒーターのONとOFFが切り替えられるため、電気代を節約しようと思う場合ヒーターを付けなければそれだけ電気代が節約できるというシステムだからです。
通常のハイブリッド気化式であればヒーターが常時ON状態で作動しますが、気化ハイブリッド加湿器 HVH-500R1のシステムにはヒーターのOFFが設定できるようになっているため省エネにつながり電気代が大幅に削減できるというわけです。
そんな電気代にやさしい気化ハイブリッド加湿器 HVH-500R1にはどのような特徴があるのか、下記に掲載してみました。↓
気化ハイブリッド加湿器 HVH-500R1の特徴
・大容量タンク。
・加湿量が高い。
・温風気化式と自然気化式の2通りで加湿。
・省エネにもなる加湿効果。
大容量タンク
5ℓという大容量のタンクが装備され、最大17時間連続して使えて、就寝前に給水すれば朝まで潤いながらぐっすり爆睡が可能。
加湿量が高い
加湿量が500mlもある加湿器で、しかも温風効果では木造和室で8.5畳がうるおい、洋室では14畳うるおいを満たしてくれます。
温風気化式と自然気化式で省エネ効果
気化ハイブリッド加湿器 HVH-500R1はヒーターを使用した気化方式のハイブリッド加湿器です。
しかも、ヒーターのON、OFFが調整でき、加湿量を高めたいという場合ヒーター仕様にすることで、十分な加湿が得られます。
さらに、加湿量が満たされた後の加湿では、省エネともいうヒーターOFF状態での使用が電気代をかけずに適度な加湿を維持できる2通りの加湿方法があります。
温風と自然気化式2通りの加湿が可能
気化ハイブリッド加湿器 HVH-500R1のシステムには、温風気化式と自然気化式の2通りの加湿が選択できます。
温風時の気化式で加湿すると加湿量がグーンと多くなり多少電気代はかかりますが、一気に加湿が欲しいと思ったときなどに重宝します。
自然の気化式で加湿する場合電気代がほとんどかかりません。ただし加湿量が減るため、室内の湿度が適度にあり、その状態を維持するときなどに重宝する加湿方法です。
静音性が高い
気化ハイブリッド加湿器 HVH-500R1の静穏性は40dB以下。
40dB以下を例えるなら図書館並みという静けさ。睡眠時などにも気になりにくく睡眠の妨げにならないため、潤いを得られながら快眠が保持され寝起きの良い朝が迎えられます。
気化ハイブリッド加湿器 HVH-500R1の口コミ
ハイブリッド加湿器 HVH-500R1の口コミを下記に、分かりやすいように箇条書きで端的にご紹介します。↓
・予想以上に大きい。
・温風と自然気化式2通りの加湿が可能。
・6畳では潤うがそれ以上になると物足りない。
・静かで潤いながらよく寝れる。
・加湿機能を果たしていない。
・おまかせモードが便利。
・蒸気がなく床も濡れることがない。
気化ハイブリッド加湿器 HVH-500R1を使った人の中には、加湿されて満足という人と反対にほとんど加湿されず機能していないという人の両方の口コミがありました。
真相は定かではありませんが、地域の乾燥状況など環境変動によるところや湿度が多い少ないという季節的状況もあるのかもしれませんね。
気化ハイブリッド加湿器 HVH-500R1のデメリット
・大きくて置き場所に困る。
・ターボ時の音が気になる。
・水の抗菌システムがない。
・手入れが面倒。
・向きを変える装置がない。
・値段が高い。
気化ハイブリッド加湿器 HVH-500R1の大きさは「幅375×奥行208×高さ376mm」なので、多少大きく置き場所に困るという人も。さらに加湿口が向きを変えるシステムが装備されていないため、設置向きが重要になります。
全体時の運転音は比較的静かですが、ターボ時の音は気になる音に感じます。そして、フィルター自体には抗菌が施され清潔を維持できるようですが、水をきれいにする抗菌システムが備わっていないため、他の抗菌素材の活用が求められます。
手入れも、フィルターなど込み入った洗いが必要な部分もあり手入れのしにくさが目立っていますが、全体を見ると比較的容易に手入れできるのではとも感じます。
もともとシステムが込み入っている関係上気化式加湿器は値段が高いといわれていますので、値段に関しては致し方ないと思いますが、その中でも気化ハイブリッド加湿器 HVH-500R1は安価な部類に入ると思います。
気化ハイブリッド加湿器 HVH-500R1のメリット
・音が静か。
・床が濡れる心配がない。
・カルキの固着がない。
気化ハイブリッド加湿器 HVH-500R1を使っていると、「この部分はいい」と思えるメリットもあります。
気化式ということもあり、ほとんど音がしないという就寝時の加湿を得るのに最適な加湿器といえそうで、しかも気化される加湿のため、超音波式加湿器などと違い周りの床がびしょびしょに濡れるということもありません。
さらに、水の中のカルキである次亜塩素酸カルシウムの固着もなく、手入れがしにくいというデメリットもありません。
H-500R1の手入れ方法
気化式ということもあり、手入れする場所も多くなりそうですが、掃除するポイントとなる部分は下記4か所。↓
・水タンク(毎日)
・吸気口カバー(1週間に1回)
・加湿気化フィルター(お手入れランプが点灯した時)
・トレー(お手入れランプが点灯した時)
手入れ方法の詳細は、こちらの12ページを参照ください。
仕様と説明書
説明書は、こちらから参照ください。
気化ハイブリッド加湿器 HVH-500R1の仕様は下記図を参照。↓
商品名 | アイリスオーヤマ ハイブリッド加湿器 HVH-500R1 5.0L |
---|---|
加湿方式 | ハイブリッド式(気化式+ヒーター) |
加湿床面積 | 木造和室:8.5畳 プレハブ洋室:14畳 |
加湿量 | 500ml |
給水方式 | 持ち運びタンク(下側) |
操作モード | ・3段階(低モード・中モード・高モード・ターボモード) ・自動運転(おまかせ・うるおい・おやすみ) ・ヒーターオフモード |
センサー | ・温度センサー ・湿度センサー ・給水センサー |
独自システム | 抗菌・防カビ加湿気化フィルター(消耗品) |
連続使用 | 17時間 |
タイマー | 切りタイマー(2h,4h,8h) |
運転音(dB) | 40dB |
給水タンク容量 | 5L |
消費電力(W) | 266W |
1時間の電気代 | 単価27円:単価27円:約7円 |
外形寸法(mm) | 幅375×奥行208×高さ376mm |
質量(kg) | 約5.4kg |
電源コード長さ(m) | 1.5m |
保証 | 1年 |
まとめ
気化ハイブリッド加湿器 HVH-500R1は気化熱とファンヒーターを同時利用したハイブリッド型加湿器です。
システム上込み入ったつくりのため値段が高くなってしまいます。さらに、ヒーターを使う関係上電気代もかかります。
がしかし、ヒーター仕様と言えども高熱になる部分がないため、安全性を見る限り子供やお年寄りの近くで使用する分においては安心できる加湿器だといえます。
さらに、床がびしょびしょになったりなどのトラブルもなく、しかも過度の加湿による結露なども起こりにくい加湿器なので、加湿器によくあるカビ発生のトラブルなども防ぐことができる加湿器だと感じます。