このページは、メンズ用のヘアアイロン「ADSTを比較」した記事です。
今では過去の機種となったADST DS2と新アイロンADST SLIMを比較します。
ADST DS2と新アイロンADST SLIMの比較表
下記は、ADST DS2と新アイロンADST SLIMを比較した仕様書です。
見比べてみると、その違いが一目瞭然だと思います。
機種名 | ADST DS2 | ADST SLIM |
---|---|---|
電源 | AC100V 50/60Hz | AC100V 50/60Hz |
定格消費電力 | 150W | 150W |
プレートサイズ | 25×90mm | 19×90mm |
本体重量 | 290g | 約276g(コード含む) |
温度調節 | 60~180℃(5℃ステップ) | 60~180℃(5℃ステップ) |
温度ヒューズ | ヒート近傍187℃ | ヒート近傍187℃ |
コードの長さ | 約2.6m | 約2.6m |
プレート材質/構造 | (上)アルミニウム(プレッシャーサークル楕円系) (下)アルミニウム(スチームドレイン2本) | (上)アルミニウム(スチームドレイン1本) (下)アルミニウム(スチームドレイン1本) |
プレート材質表面加工 | バイコートSシルバー(アルミナ被膜×フッ素樹脂) | バイコートSブラック(アルミナ被膜×フッ素樹脂)フッ素含有率アップ |
メーカー保証 | 1年間 | 1年間 |
メーカー/ブランド | 八光工業株式会社 | 八光工業株式会社 |
ADST DS2と新アイロンADST SLIMを比較した違いは赤い字で示した部分です。
まず、いままで主役で活躍していたADST DS2の解説です。
ADST DS2
2004年12月15日に発売された初期のプレミアムDSから進化を遂げたDS2ですが、プレート材質の表面加がバイコートSというフッ素(テフロン)素材が使用され髪の滑りを重視したプレートとなりました。
プレートにはスチームドレイン2本が下に、上には楕円を形どったプレッシャーサークルというドレインも施され、熱の拡散や水分蒸発を均等にしつつ髪質を滑らかにツヤなどにも気を配ったプレートとなっているようです。
のちに、DS2-Rというアイロンも出ましたが、プレートに変化が施されエッジ部分の角をとり除きテーパー状に髪が滑らかにカールをしやすく加工した形状になりましたね。
もとはプロの美容師さん用につくられたといわれ専用サロンなどでしか購入できなかったADSTのアイロンですが、いまでは普通に楽天やAmazonで購入できるため一般の方であっても気軽にプロ用のアイロンが使えるわけですね。
ADST SLIM
2018年2月に発売されたADST SLIMはよりプレートの幅を狭くした形状に変化しました。
しかも、プレートに刻み込まれていたスチームドレインも上下に1本つづ設置されました。そして、プレートに使用されている素材をより強化するためにフッ素(テフロン)加工が強力になり見た目ブラック模様になり重厚感を漂わせる仕様となりました。
世間ではADSTを男性用として売られているとされていますが、女性受けのいいピンク色にしたことで女性顧客を視野に入れた販売網を広げようとしているのでしょう?
また、以前まったく正反対のプレート幅が38㎜というバカ広いADST widoが発売されましたが、髪質がゴワゴワという方や本数の多い方向けにちょうどいいという人たちやプロの職人さんたちがサロンなどで重宝していたそうです。
それと真逆の使用目的で発売されたSLIMだと思われますが、髪質が柔らかいまたショートヘアーを扱う職人さんに重宝され、一般の男性の方でもショートカットをセットする時点での取り回しの良さが人気となっているようですね。
ADSTの特徴
最高級プロの美容師さん用ストレートヘアアイロンとして誕生したADSTのストレートアイロンですが、プロでしか良さが分からない操作性や矯正力、さらには探求性の良さからほとんどの美容師さん御用達となっています。
プレートには熱伝導性の良いアルミニウムを使用し、表面にはフッ素(テフロン)加工を施し髪の通りを良くしスチームロレインとプレッシャーサークルなどを用い、髪を痛めることなくしなやかな仕上がりをつくり出すこだわりのプレートになっています。
温度の立ち上がり速度、「ジャストなプレート幅、微妙な温度調節」がプロの腕を引き立たせる名機としてのパフォーマンスが可能で壊れにくく度のアイロンよりも長持ちするストレートアイロンです。
まとめ
長年愛用されてきたDS2ですが、SLIMが出たからといってもDS2はこれからもプロの美容師さんたちに愛用されることは間違いないと思われます。
SLIMの存在は、美容師さんならではのテクニックを駆使するために必要になるSLIMという位置づけになるのではないでしょうか?ということは、もうほとんどの美容師さんの手元に収まっているのかもしれませんね。