花粉症対策が年々ひどくなってきていますが、花粉症対策といえば「マスクや空気清浄機」を思い浮かべる人も多いと思います。
今回は、空気清浄機に必須ともいえる「花粉症対策のおすすめ空気清浄機3選」をご紹介します。イガイガ、ショボショボ、グジュグジュ、だるいなど症状が出ている方は参考にしてください。
まず最初に花粉症を対策するのに、まずは花粉を制することが対策につながると思いますので、花粉について簡単に説明しますね。
花粉症対策は花粉を知ることが重要!
1年の中で花粉症に悩まされる時期はその年によって違いがありますが、早ければ2月から始まり遅いと6月下旬までかかる場合があります。
花粉を飛散する木の種類を以下に掲載。
・スギ
・ヒノキ
・桜
・ブタクサ
・ヨモギ
・はす
・すぎなどの庭木類
・イネ科の草花
・シラカンバ
など2月から5~6月ごろかかる代表的な花粉がありますが、シラカンバは4~6月ごろ、イネ科は4~11月ごろ、ヨモギは8~10月ごろ飛散しているため、花粉症が深刻な方は一年中注意が必要かもしれません。
じつはこのほかにも花粉を放出させる植物は存在しています。その植物は後述しています。
しかし、そんな花粉症対策におすすめなのが空気清浄機や加湿器。
今回は、花粉症に悩まされている方に、一年中使えるおすすめの機種をご紹介します。
花粉症対策に効果的なおすすめ空気清浄機3選!
花粉症対策やウイルス対策に効果を発揮する一番人気は「シャープ KC-J50 加湿空気清浄機」。
売れる秘訣は、「コロナ効果が実証された」ことと安価に購入できる理由から、人気に拍車がかかっているような?
シャープ 加湿空気清浄機 プラズマクラスター7000 KCJ50
シャープ プラズマクラスター7000 KCJ50は、シャープが独自に開発した空気清浄技術を使用し、空気中の微小な粒子や有害物質、ウイルス、バクテリアなどを取り除く技術を用いた空気清浄機。
プラズマクラスターを稼働させると、プラズマという状態にあるイオン化したOHラジカルを発生させ、空気中の微粒子や有害物質を効果的に除去します。
さらに空気中の微粒子に直接反応して酸化・還元を促進し、微粒子を無害化します。また、空気中のウイルスやバクテリアにも作用し、空気中の菌やウイルスを除去することができます。
また、家庭用の空気清浄機や加湿器だけではなく車載用空気清浄機などにも採用されており、コロナ過での空気中の汚染が気になる人に人気となっているようです。
ただ、シャープ製品は機器に対して高電圧をかけるため関連部品に無理がかかります。つまり部品に寿命があり、高性能だと約2年ほど経つとプラズマ発生器部品交換を余儀なくされるのがデメリットでもある部分ですね。
ちなみに、シャープ製品の 「KC-J50、KC-L50、KC-N50」の違いはカラーのみで、他の仕様スペックはすべて同機種。
・KC-J50(2018年):ホワイト・グレー
・KC-L50(2019年):ホワイト
・KC-N50(2020年):ホワイト
この3機種とも機能面ではすべていっしょで、違いはカラーとつくられた年代だけです。
機能面が一緒なので新しい型はすぐ品切れになってきており、いま買えるのはほとんど2018年生産のKC-J50です。とはいえ型は一緒なので、この型番もいつ品切れになるのか分からない状態のようです。
KC-J50の説明書と仕様書
説明書は、こちらから確認。
仕様書は、下記を参考。
商品名 | シャープ プラズマクラスター 加湿空気清浄機 |
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型番 | KC-j50 |
適用床面積 | ・プラズマクラスタ―(約13畳:約21m²) ・加湿空気清浄(プレハブ洋室:23m²/木造和室:14m²) ・空気清浄(23畳:38m²) |
運転モード | 静音・中・強 |
清浄方式 | プラズマクラスター |
清掃時間 | ・加湿空気清浄機:8畳17分(強運転) ・空気清浄:8畳12分(強運転) |
風量(m³/分) | ・加湿空気清浄機:強3.4/中2.4/静音1.0 ・空気清浄:強5.1/中2.8/静音1.0 |
消費電力(W) | ・加湿空気清浄:強20/中11/静音3.6 ・空気清浄:強54/中13/静音3.1 |
電気代(時間) | ・加湿空気清浄:強約0.54/中約0.3/静音0.1 ・空気清浄:強約1.46/中約0.35/静音約0.08 |
待機消費電力 | 約0.3W |
運転音(dB) | 強42/中35/静音20 |
加湿量(mL/h) | 強500/中400/静音200 |
連続加湿時間(時間) | 強約5.0/中約6.3/静音約12.5 |
Ag⁺イオンカートリッジ交換 | 約1年 |
フィルター交換 | ・集じんHEPAフィルター:約10年 ・脱臭フィルター:約10年 ・加湿フィルター:約120ヵ月 ・プレフィルター:約1ヵ月 |
タンク容量 | 約2.5L |
寸法 | 幅399mm×奥行230mm×高さ613mm |
質量 | 約7.5 |
電源コード長 | 1.8m |
ダイキン ストリーマ空気清浄機 MC55Z
ダイキン MC55Zは、ダイキンが独自に開発したストリーマという技術を採用し、PM2.5や花粉など微小な粒子やウイルスや細菌などの微生物を99.97%除去する高性能な空気清浄を開発しています。
ダイキンが開発した独自の放電技術である「流れるプラズマ放電」を利用し、高速で流れる空気中に電界をかけることで、ウイルスやバクテリアを分解・除去することができ、空気中のウイルスやバクテリアの約99.9%を除去することができます。
さらに、空気中のニオイを分解する効果もあります。例えば、タバコの煙やペットの臭いなど、様々なニオイを効果的に除去する効果に優れています。
また、この技術を応用して車用の空気清浄機などにも使用されています。
ちなみに、「ACM55、MC55、TC55」シリーズなど型番の違いはありません。販売ルートの違いによって名前が変わるそうです。
MC55Zの説明書と仕様書
MC55Zの説明書は、こちらから確認。※下記の「同意して利用する」をクリック。
MC55Zの仕様書は下記を参考に。
商品名 | ダイキン ストリーマ空気清浄機 |
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型番 | MC55Z |
適用床面積(目安) | ~25畳(~41m2) |
運転モード | ・しずか ・弱 ・標準 ・ターボ |
浄化方式 | 「ストリーマ+アクティブプラズマイオン」空中浄化&フィルター浄化 |
清浄時間 | 8畳/11分 |
風量(m3/分) | ・しずか:1.1 ・弱:2.0 ・標準:3.2 ・ターボ:5.5 |
運転音(dB) | ・しずか:19 ・弱:29 ・標準:39 ・ターボ:53 |
定格消費電力(W) | 46 |
消費電力(W) | ・しずか:6.0 ・弱:9.0 ・標準:15.0 ・ターボ:46.0 |
電気代(1h) | ・しずか:0.19 ・弱:0.28 ・標準:0.47 ・ターボ:1.43 |
集塵TAFUフィルター | 手入れ1か月に1回/交換:約10年(KAFP097A4) |
脱臭フィルター | 交換不要(任意交換:KAD109A4) |
ストリーマユニット | 手入不要/交換:約10年(BEF089A4) |
パナソニック ナノイー加湿空気清浄機 F-VX40H3
シャープのプラズマクラスターを使った空気清浄機と同じくイオン化したOHラジカルによる空気中の微粒子や有害物質を効果的に除去するのがパナソニック ナノイー加湿空気清浄機 F-VX40H3。
ナノイー発生器による水素と酸素を反応させることで得られるOHラジカルによって、微小な水滴(イオン)を生成します。
この微小なイオンは、空気中のイオンよりも約1/1000以下の大きさであり、ナノイーと呼ばれる微小な水滴となります。
ナノイーはそのままの状態で放出することができ、空気中の微小な粒子や細菌、ウイルス、花粉、ホコリなどを取り込んで、浮遊物質を除去する効果をもちます。
さらに、室内で浮遊するほこりに対しても抑制する作用があるため、物へのほこりだまりが少なくなるのも特徴です。
また、シャープのプラズマクラスターと違い、イオン発生機にかかる負荷が少なく部品の交換がないのも特徴です。ただし、シャープもパナソニックもフィルターの交換は必須なので間違わないように。
F-VX40H3の仕様
F-VX40H3の説明書は、こちらから確認。
F-VX40H3の証書は、下記を参考に。
商品名 | パナソニック ナノイー 加湿空気清浄機 |
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型番 | F-VX40H3 |
清浄方式 | ナノイー |
適用床面積 | 18畳 |
清掃時間 | 約15分 |
運転モード | 4-2 |
運転音(dB) | 9-2 |
風量(m³/分) | 6-2 |
空気清浄時間 | 8畳:約15分 |
加湿方式 | 気化式 |
加湿適用目安 | ・木造和室:6畳 ・プレハブ洋室:10畳 |
加湿能力 | 350ml/h |
連続加湿時間(時間) | 10-2 |
フィルター交換 | ・集じん脱臭一体型HEPAフィルター:2週間に1回手入れ/交換5年 ・加湿フィルター:約10年 |
タンク容量 | 1.6L |
消費電力(W) | 7-2 |
電気代(時間) | 8-2 |
待機消費電力 | 15-2 |
サイズ | 幅330×奥行250×高さ590mm |
質量 | 7.2kg |
電源コード長 | 13-2 |
つぎは、冒頭からの花粉症についての続きです。
春から夏以外に花粉症を引き起こす植物
春から夏以外に花粉症を引き起こす植物もあり、花粉症に悩む人にとっては気が抜けない悩ましい問題ですが、下記のような植持つがあるので気を付けたいものです。
・クワ
・クローバー
・カナダモ
・ブタクサ(秋)
・ヒルガオ(秋)
・コスモス(秋)
これらの植物は、花粉を放出する時期が春夏以外であるため、「秋花粉症」と呼ばれることがあります。
また、一部の木々は春から夏に花粉を放出するのに加えて、秋にも花粉を放出する場合があります。例えば、ヒノキは春から夏に花粉を放出することが多いですが、一部の地域では秋にも花粉を放出することがあります。
一部の地域では秋や冬にも花粉が飛散する植物とは
二期性花粉植物と呼ばれ春と秋と冬に花粉が飛散するものがあります。これらは飛散量は少なめですが、花粉症に対して敏感な方は注意しましょう。
代表的な例としては、以下の木々が挙げられます。
・ヒノキ科(ヒノキ、スギ、アラスギ、クロマツなど)
・ブナ科(クヌギ、ナラ、コナラ、シイなど)
・カバノキ科(カバ、クワ、マツムシソウなど)
これらの木々には春に花粉を放出するものが多いですが、の地域では秋にも花粉を放出することがあります。
また、花粉症の症状がある場合はその地域でどのような植物が原因となるかを確認し、適切な対策を行うことが大切です。
一部の地域とは?
花粉の放出量や期間は気象条件や地域差などによって異なるため、花粉症を引き起こす植物がどの地域でどの時期に花粉を放出するかは一概に言えません。
地域によっては、春や秋に特定の植物から花粉が多く放出されることが知られていますが、気象条件や環境の変化によって、放出量や期間が異なることもあります。
例えば、日本では、北海道や東北地方ではスギ花粉が春に多く放出され、近畿地方や中国地方ではヒノキ花粉が春に多く放出されます。
また、九州地方では秋にクヌギ花粉が多く放出されることが知られています。
花粉症を引き起こす植物がどの地域でどの時期に花粉を放出するかを把握するためには、地域の花粉飛散予測情報や、かかりつけの医師のアドバイスを参考にすることが望ましいです。
冒頭に出てきたシラカンバとシラカバの木の違い
シラカンバ(学名: Betula platyphylla)とは、カバノキ科に属する落葉高木の一種で、日本やアジア北部などに広く分布しています。
日本国内でも北海道や東北地方、北陸地方などでよく見られ、公園や街路樹として植えられることもあります。
シラカンバは春に花をつけ、風媒花として花粉を放出します。そのため、シラカンバは花粉症の原因の一つとして知られています。
ただし、日本においてはスギ花粉やヒノキ花粉などに比べるとシラカンバの花粉症の発生率は低く、全国的に問題になることはあまりありません。
しかも個人差や地域差などによって花粉症の症状が異なるため、シラカンバの花粉によって症状を引き起こす可能性があることは覚えておくとよいでしょう。
また、花粉症の症状がある場合は、電化製品を求めて対策する前にかかりつけの医師や専門家に相談し、適切な対策を行うことのほうが大切だと感じますね。
自分でできる花粉症対策
花粉症は、花粉などのアレルゲン物質が体内に入ることで免疫反応が起こり、鼻水や鼻づまり、目のかゆみなどの症状が現れるアレルギー疾患です。以下に、花粉症の対策についていくつかの方法を挙げます。
・マスクを着用する
外出時にマスクを着用することで、鼻や口に花粉が入るのを防ぐことができます。
・髪や服を洗濯する
外出後に髪や服についた花粉を洗濯することで、家の中に花粉を持ち込まないようにしましょう。
・室内を清潔に保つ
部屋の掃除をこまめに行い、花粉を取り除くことで、家の中の花粉の飛散を防ぎます。
・窓を閉める
花粉の量が多い時期は、窓を閉めて換気をすることで、室内に花粉を取り込むのを防ぎます。
・アレルギー用の薬を服用する
市販の鼻炎薬や抗ヒスタミン剤などを服用することで、花粉症の症状を緩和することができます。
・エアコンを使う
エアコンを使って室内の温度や湿度を調整することで、花粉の飛散を抑えることができます。
・食生活に気をつける
ビタミンCやオメガ3脂肪酸、クエン酸を含む食品を摂取することで、アレルギー反応を抑えることができます。
ただし、花粉症の症状が重い場合には、医師の指導のもと、抗アレルギー薬やショット療法などの治療を受けることも必要です。
まとめ
花粉がひどくなる時期は一般的に約2月から6月といわれており「スギ、ヒノキ、桜、ブタクサ、ヨモギ、はす、スギなどの庭木類、イネ科の草花、シラカンバ」などの植物があり気が抜けないところです。
「クワ、クローバー、カナダモ、ブタクサ(秋)、ヒルガオ(秋)、コスモス(秋)」などの植物は、少量ではあるものの1年中花粉が飛散する可能性があるため、気が抜けないやっかいな問題です。
いますが、冬にも花粉を飛散させる植物「ヒノキ科(ヒノキ、スギ、アラスギ、クロマツなど)・ブナ科(クヌギ、ナラ、コナラ、シイなど)・カバノキ科(カバ、クワ、マツムシソウなど)」もあり注意が必要です。
そんな気が抜けない花粉対策におすすめな空気清浄機の存在です。
おすすめの機種は、下記3機種。
・シャープ 加湿空気清浄機 プラズマクラスター7000 KCJ50
・ダイキン ストリーマ空気清浄機 MC55Z
・パナソニック ナノイー加湿空気清浄機 F-VX40H3
花粉に対するおすすめの空気清浄機には、上記3機種がありました。
シャープはとパナソニックは加湿付きの空気清浄機で、ダイキンは加湿機能が付いていない普通の空気清浄。
シャープ 加湿空気清浄機 プラズマクラスター7000 KCJ50は「プラズマクラスター」方式でウイルスをはじめさまざまな有害物質を除去します。ただし、プラズマクラスター発生装置には寿命があるため、交換を余儀なくされます。
ダイキン ストリーマ空気清浄機 MC55Zは「ストリーマ」技術を用いた除去効果があり、フィルターには「TAFU(タフ)フィルター」を採用で微小な粒子を99.97%除去。交換目安は10年。
パナソニック ナノイー加湿空気清浄機 F-VX40H3は「ナノイー」発生器によるイオン効果を発揮します。
3機種とも清浄効果方法は違いますが、お互いにイオン効果を用いたOHラジカルを発生させる方式の空気清浄で、室内の汚れた空気を清潔にし、済みやすく居心地のいい居住空間を作り出してくれる空気清浄機です。
対応するものには「ウィルス、カビ、付着花粉、浮遊花粉、化学物質、PM2.5、ダニ、バクテリア、ホコリ、介護、ペット臭、タバコ煙」などに対する作用があります。
どの機種もイオンを利用して効果的な除菌消臭効果がもたらされる今人気の空気清浄機です。
楽天やAmazonを確かめても購入者が多く評判や人気の高さがうかがえますので、いま空気清浄機を購入しようと考えているならば、この3機種をおいてほかにはないのかなとさえ思えました。
ただ、もっと高機種をと考えている人は別ですが、費用対効果を考えるならばおすすめの3機種になりそうだと感じました。