5人家族になると、冷蔵庫の容量が足りなくなることも少なくありません。買いだめや作り置きをしたい場合、特に容量の大きい冷蔵庫が必要になります。
この記事では、5人家族向けの冷蔵庫の選び方と、おすすめのモデルをご紹介します。冷蔵庫の容量や機能などを比較して、ご家庭にぴったりのモデルを見つけてください。
5人家族用ともなれば、500mlから600mlぐらいじゃないと、十分とは言えないかもしれませんね。
5人家族向けの冷蔵庫の選び方
5人家族向けの冷蔵庫を購入する前に、押さえておく重要ポイントは以下の3つ。
・機能
・価格
容量
冷蔵庫の容量は、冷蔵室と冷凍室の合計で表されます。一般的に、冷蔵室の容量は冷凍室の容量よりも大きく、その比率は家庭によって異なります。
冷蔵室と冷凍室の容量
冷蔵室と冷凍室の容量の比率は、大きく分けて以下の2つに分けられます。
冷蔵室重視型
※冷蔵室の容量が冷凍室の容量よりも大きいタイプです。作り置きや常備食が多い家庭におすすめです。
冷凍室重視型
※冷凍室の容量が冷蔵室の容量よりも大きいタイプです。冷凍食品や肉、魚をよく食べる家庭におすすめです。
冷蔵庫の容量の目安
冷蔵庫の容量の目安は、家族人数によって異なります。
1人暮らし：200L以下
2人暮らし：200～300L
3人暮らし：300～400L
4人暮らし：400～500L
5人以上：500L以上
5人家族用なので、最低でも500ml前後以上はないと、生活が厳しくなりそうです。
冷蔵庫の容量の選び方
冷蔵庫の容量を選ぶ際には、以下のポイントが重要です。
「家族人数、ライフスタイル、収納スペース」を考えながら、選んでみましょう。
冷蔵庫の容量の表示方法
冷蔵庫の容量は、冷蔵室と冷凍室の合計容量で表されます。
ただし、最近では、冷蔵室の容量と冷凍室の容量の比率で表すケースも増えてきています。冷蔵室の容量と冷凍室の容量の比率は、以下の計算式で求めることができます。
例えば、冷蔵室の容量が300L、冷凍室の容量が200Lの冷蔵庫の場合、冷蔵室の容量と冷凍室の容量の比率は、以下のようになります。
つまり、この冷蔵庫は、冷蔵室の容量が冷凍室の容量の60%であるということになります。
機能
冷蔵庫には、食材を冷蔵・冷凍して保存するための基本的な機能に加え、以下のようなさまざまな機能が搭載されています。
自動霜取り機能
冷蔵室の霜取りは、手動で行うのが一般的でしたが、最近では自動霜取り機能が搭載された冷蔵庫が増えています。自動霜取り機能は、冷蔵室の裏側に霜取りヒーターが内蔵されており、霜が付着すると自動的に霜取りを行います。そのため、手動で霜取りを行う手間がなく、冷蔵庫の庫内を清潔に保つことができます。
ドアポケット
ドアポケットは、ドアの内側に設置された収納スペースです。ドアポケットは、ドアを開けなくても食材や飲み物を取り出せるため、使い勝手がよいのが特徴です。また、ドアポケットは、温度の変化が少なく、乾燥しやすいという特徴もあります。そのため、生鮮食品や調味料などの収納に適しています。
野菜室
野菜室は、冷蔵室の一部または独立した室として設けられた、野菜を保存するためのスペースです。野菜室は、冷蔵室よりも温度が低く設定されており、野菜の鮮度を長持ちさせることができます。また、野菜室には、野菜の呼吸を抑える機能や、湿度を保つ機能が搭載されているものもあります。
チルド室
チルド室は、0℃から4℃程度の低温で食材を保存するためのスペースです。チルド室は、冷蔵室よりも温度が低いため、肉や魚などの生鮮食品を新鮮な状態で保存することができます。また、チルド室には、食材の乾燥を抑える機能や、菌の増殖を抑える機能が搭載されているものもあります。
冷凍室
冷凍室は、-18℃以下で食材を保存するためのスペースです。冷凍室は、食材を長期間保存できるため、まとめて買い置きした食材や、季節の食材を保存するのに便利です。また、冷凍室には、急速冷凍機能や、冷凍焼けを抑える機能が搭載されているものもあります。
製氷機能
製氷機能は、冷蔵庫内に製氷機を搭載して、氷を自動で作ることができる機能です。製氷機能は、冷蔵庫の使い勝手を向上させるだけでなく、水道から氷を出す手間や、氷を作る時間の節約にもつながります。
自動製氷機能
自動製氷機能は、氷がなくなったら自動で氷を作り始める機能です。自動製氷機能は、氷がなくなったことに気づかずに買い忘れてしまう、といったトラブルを防止することができます。
除菌機能
除菌機能は、冷蔵庫内の菌を除去する機能です。除菌機能には、UV照射や、プラズマクラスターなどの技術が用いられています。除菌機能は、食材の鮮度を長持ちさせるだけでなく、衛生面を向上させる効果も期待できます。
省エネ機能
省エネ機能は、冷蔵庫の消費電力を抑える機能です。省エネ機能には、ドアが開いている時間を感知して、冷蔵庫の運転を停止する機能や、冷蔵室と冷凍室の温度差を小さくして、効率よく冷やす機能などが用いられています。省エネ機能は、電気代を節約できるだけでなく、地球環境にも配慮した機能です。
冷蔵庫の機能は、メーカーや機種によって異なるので、自分のライフスタイルやニーズに合った冷蔵庫を選ぶことが大事そうです。
価格
冷蔵庫の価格は、容量や機能によって大きく異なります。
容量
冷蔵庫の容量は、冷蔵室と冷凍室の合計で表されます。容量が大きいほど、価格も高くなります。
機能
冷蔵庫には、自動霜取り機能やドアポケット、野菜室、チルド室、冷凍室、製氷機能、自動製氷機能、除菌機能、省エネ機能など、さまざまな機能が搭載されています。これらの機能が充実しているほど、価格も高くなります。
メーカー
冷蔵庫のメーカーによっても、価格が異なります。国内メーカーの冷蔵庫は、海外メーカーの冷蔵庫に比べて、価格が高くなる傾向があります。
販売店
冷蔵庫は、家電量販店やインターネット通販などで販売されています。家電量販店では、ポイントや割引などのキャンペーンを実施している場合もあり、インターネット通販では、送料無料で購入できる場合もあります。
価格の目安
冷蔵庫の価格は、以下データを参考にしてください。
上記はあくまでも目安であり、実際には、メーカーや機能によって価格が異なります。
冷蔵庫を選ぶ際には、自分のライフスタイルやニーズに合った容量や機能を搭載した冷蔵庫を選ぶことが大切です。
また、価格を抑えたい場合は、容量を小さくしたり、機能が少ない機種を選んだりすることも検討してください。
サイズと人数は概ねあっているので、参考になります。
5人家族向けの冷蔵庫おすすめモデル5選！
5人家族向けの冷蔵庫のおすすめモデル5選という題目で選んだ冷蔵庫は、以下の5機種↓
・日立 R-HWC54T N 540L 幅65cm
・シャープ SJ-GK50J 502L 幅65cm
・東芝 GR-V550FH(EC) 551L 68.5㎝
・三菱電機 MR-WX60G-W 幅68.5cm
おすすめの冷蔵庫5個を選出してみましたが、以下に内容を解説していきます。
パナソニック NR-F559WPX-H 550L 幅68.5cm
パナソニック NR-F559WPX-Hは、2023年3月2日に発売された冷蔵庫です。
以下は、主な特徴です。
容量は、4人暮らしから5人暮らしに適したサイズです。
ドアタイプは、観音開きなので、冷蔵室と冷凍室を同時に開くことができます。霜取り方式は、自動霜取りなので、手動で霜取りを行う手間がありません。機能は、野菜室、チルド室、製氷機能（自動製氷機能付き）、除菌機能（ナノイーX）、急速冷凍機能（はやうま冷凍A）を搭載しています。
価格は、オープン価格ですが、実売価格は、50万円前後となっています。
この冷蔵庫は、容量や機能が充実しており、使い勝手の良い冷蔵庫です。4人暮らしから5人暮らしの家庭におすすめです。
以下に、メリットを掲載します。
以下に、デメリットを掲載します。
この冷蔵庫は、十分な容量で買い置きや作り置きに適しています。
野菜室とチルド室の独立、製氷機能、除菌機能（ナノイーX）、急速冷凍機能（はやうま冷凍A）が備わり、食材の使い分けや手軽な氷作り、衛生的な保管が可能です。
ただし、やや高価格と広めの幅（68.5cm）がデメリットとなります。
購入を検討する際は、予算や設置スペースを考慮してくださいね。
日立 R-HWC54T N 540L 幅65cm
日立 R-HWC54T Nは、2023年2月25日に発売された冷蔵庫です。
主な特徴を、掲載します。
容量は、4人暮らしから5人暮らしに適したサイズです。
ドアタイプは、観音開きなので、冷蔵室と冷凍室を同時に開くことができます。霜取り方式は、自動霜取りなので、手動で霜取りを行う手間がありません。
機能は、野菜室、チルド室、製氷機能（自動製氷機能付き）、除菌機能（Agイオン）を搭載しています。
この冷蔵庫は、容量や機能が充実しており、使い勝手の良い冷蔵庫です。4人暮らしから5人暮らしの家庭におすすめです。
メリットを掲載します。
デメリットを掲載します。
この冷蔵庫のメリットは、十分な容量で買い置きや作り置きがしやすく、野菜室とチルド室の独立が使い勝手を向上させています。
自動製氷機能や除菌機能（Agイオン）の搭載も手間を軽減し、冷蔵庫内の菌の増殖を抑えます。一方で、やや高めの価格や広めの幅（65cm）がデメリットとして挙げられます。
やはり、日立 R-HWC54T N 540Lでも、設置スペースや予算を考慮しながら購入を検討しなければなりませんね。
シャープ SJ-GK50J 502L 幅65cm
日立 R-HWC54T Nは、2022年3月11日に発売された冷蔵庫です。
主な機能は、以下のとおりです。
この冷蔵庫は、502Lの容量があり、買い置きした食材や、作り置きした料理もたっぷり収納できます。
また、野菜室とチルド室が独立しているので、食材を使い分けやすくなっています。さらに、製氷機能や除菌機能も搭載されており、使い勝手も良好です。
シャープ SJ-GK50J 502L 幅65cmの、以下の点がおすすめです。
特に、野菜室が真ん中にあることで、立ったままで野菜を収納・取り出すことができるため、使い勝手が良好です。
また、ドアタイプは観音開きなので、冷蔵室と冷凍室を同時に開くことができます。
使い勝手も良好で、4人暮らしから5人暮らしの家庭で、冷蔵庫の容量や使い勝手を重視する方におすすめです。
東芝 GR-V550FH(EC) 551L 68.5㎝
東芝 GR-V550FH(EC)は、2023年7月10日に発売された冷蔵庫です。
東芝 GR-V550FH(EC) 551L 68.5㎝の主な機能は、以下のとおりです。
東芝 GR-V550FH(EC) 551L 68.5㎝のおすすめポイントは、以下のとおりです。
特に、野菜室が真ん中に配置されているので、立ったままで食材の出し入れがしやすいのが特徴です。
また、ドアタイプは観音開きなので、半分だけ解放できて電気代も節約できそうです。
551Lもあるので、4人暮らしから5人暮らしの家庭で、十分まかなえる容量なので、使い勝手を重視する方におすすめです。
三菱電機 MR-WX60G-W 幅68.5cm
三菱電機 MR-WX60G-W 600L 幅68.5cmは、2021年4月13日に発売された、三菱電機の冷蔵庫です。
主な特徴は、以下の通りです。
三菱電機 MR-WX60G-Wのおすすめ項目は、以下の内容です。
三菱電機 MR-WX60G-Wは、600Lの大容量を誇る冷蔵庫です。容量や機能が充実しており、使い勝手の良い冷蔵庫です。
4人暮らしから5人暮らしの家庭、特に、食材をたくさん収納したい方や、野菜室をよく使う方におすすめです。
まとめ
まず、5人家族の場合、冷蔵庫の容量は500L以上が適しています。冷蔵室は1人あたり約70L、冷凍庫は1人あたり50L程度が理想的です。これにより、食材を十分に保管でき、まとめ買いにも対応できます。
重要な機能としては、冷蔵室の温度を調節できる「温度調節機能」、冷凍食品を急速に凍らせる「急速冷凍機能」、野菜を新鮮に保つ「野菜室の湿度調節機能」などがあります。
これらの機能は、日常の使い勝手を向上させてくれるので、食材の保存状態も最適化でき、省エネにも繋がりそうです。
価格は冷蔵庫の容量や機能によって異なりますが、予算の都合も考えなければなりません。多機能で大容量のモデルは高価になりますが、家庭のニーズによって決まりそうですね。
おすすめモデルとして、「パナソニック NR-F559WPX-H、日立 R-HWC54T N、シャープ SJ-GK50J、東芝 GR-V550FH(EC)、三菱電機 MR-WX60G-W」の5つを紹介しました。
これらのモデルはそれぞれに特長があり、また人によってメーカーで好む人もいます。要は、家族のライフスタイルに適した冷蔵庫を選ぶのが一番かなと思いますので、この記事をよく読んで参考にしてくださいね。
