Duolingo(デュオリンゴ)は、世界中で最もダウンロードされている語学学習アプリの一つです。
利用を検討する際にインターネットで「デュオリンゴ」と検索すると、「デュオリンゴ 危険性」という関連検索が表示され、不安に感じる方もいるかもしれません。
ユーザー登録の安全性、課金のリスク、アプリの信頼性について考えてみましょう。
ユーザー登録の安全性
デュオリンゴを利用するためのユーザー登録は、メールアドレス、名前、ユーザー名、パスワードのみが必要です。
名前やユーザー名はニックネームや偽名でも問題ありません。
アプリは、Appleの「App Store」やGoogleの「Google Play」からダウンロードでき、これらのプラットフォームが安全性とデータのプライバシーを確保しています。そのため、個人情報の漏洩については大きな心配は不要です。
中毒性と学習管理
デュオリンゴはゲーム感覚で語学を学べるため、一度始めると毎日続けたくなる中毒性があります。
この中毒性が、危険だと感じる理由の一つかもしれません。特に他に学習すべきことがある学生にとっては、その学習の妨げになることも考えられます。
私自身も、500日以上続けているのはこの中毒性のおかげです。学習の時間管理をしっかり行い、大事なテスト前などは控えることをお勧めします。
時間の使い方と注意点
「5分だけのつもりが30分もやってしまった」という経験は私にもあります。
デュオリンゴでは、XP(ポイント)が一定期間倍になるキャンペーンがあり、ついつい長時間学習してしまうことも。
しかし、この時間は無駄ではなく、語学スキルの向上に繋がるため、達成感を得ることができます。ただし、他にやるべきことがある場合は、時間管理に気を付ける必要があります。
デュオリンゴは、安全に利用できるアプリですが、使用する際の中毒性や時間管理には注意が必要です。適切に利用すれば、語学学習の強力なツールとなるでしょう。
課金の心配はある?
デュオリンゴには有料コースがありますが、課金しなくても広告を見ることで全てのレッスンを完了することができます。他のアプリのように課金しないと先に進めないわけではありません。
課金コースのメリット
有料コースを利用すれば、早くコースを終えることができますが、時間に余裕がある場合は無料でもほぼ同じ内容の学習が可能です。
また、最近始まったファミリープランを利用すると、個人で申し込むよりもお得にSuperDuolingoを利用できます。このプランは家族だけでなく友人とも一緒に加入できるのでおすすめです。
課金の管理
課金コースは定額制なので、使い過ぎる心配はありません。実際、デュオリンゴのユーザーの90%以上が課金せずに学習しています。これは多くの人が無料コースで満足している証拠です。
・ポイントの購入
上位リーグに早く進みたい、連続記録を維持したいなどの理由で課金したくなるかもしれませんが、それ以外の方法でも連続記録を取り戻すことができるので、課金の必要はありません。
・広告について
広告が多いのは事実ですが、短時間でスキップできるものがほとんどです。
時々、広告なしの「デュオリンゴSUPER」を無料で試せる機会がありますが、その快適さを味わって課金したくなることもあるかもしれません。
しかし、ファミリープランなどを利用すれば、月々200円以下で利用できる場合もあります。
・無料コースから有料コースへの移行
無料コースを利用していると有料コースへの勧誘が頻繁に出てくるため、うっかりタップしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、いきなり有料になるのではなく、2週間のお試し期間があるので、無料コースに戻すことは簡単です。
お試し期間終了の2日前には通知が来るので、解約し忘れるリスクも少ないです。
Duolingoユーザーデータの流出と販売
海外メディアのBleeping Computerによると、Duolingoから流出した260万人分のデータが、わずか2.13ドルで販売され始めました。
Duolingoは月間ユーザー数が7,400万人を超える大規模な外国語学習プラットフォームです。しかし、このサービスから260万人分の名前やメールアドレスなどのデータが流出してしまいました。
2023年1月、何者かが260万人分のDuolingoユーザーのデータをスクレイピングし、ハッキングフォーラムで1,500ドルで販売を開始しました。
このデータには公開されているログイン名や設定されていれば実名、非公開のメールアドレス、その他の内部情報が含まれていました。
当時、Duolingoはこのデータについて、公開プロフィールからスクレイピングされたものであり、データ漏えいやハッキングは発生していないと説明していました。
スクレイピングへの対処は検討中とのことでしたが、非公開のメールアドレスが含まれている点についてはコメントしていませんでした。
vx-undergroundは、データが取得された方法について次のように説明しています。
「これらのデータは、Duolingo APIのバグを利用して取得されました。APIにメールアドレスを送信すると、該当するユーザーのアカウント情報(名前、メールアドレス、学習している言語)が返ってきます。おそらく電子メールリストを使って260万人分のデータを収集したのでしょう。」
現在もこのAPIは公開されたままで、Duolingoに対してその理由を尋ねたものの、返答はまだありません。
最近、このユーザーデータがハッキングフォーラムでわずか2.13ドル相当のサイト内通貨で販売され始めました。誰でも簡単に入手できる状態です。
ハッキングフォーラムには「Duolingoからスクレイピングした260万人分のデータをアップロードしました。ダウンロードしてお楽しみください」と記載されています。
Bleeping Computerによると、流出したユーザーデータには公開設定の名前と非公開設定のメールアドレスが含まれています。これによって、フィッシングメールなどの被害が予想されます。Duolingoを利用している方はご注意ください。
よくある質問Q&A
まとめ
デュオリンゴは課金の心配がほとんどなく、安心して利用できるアプリです。ニックネームで表示されるため、個人情報の漏洩の心配もありません。
「デュオリンゴ 危険性」と検索して不安になった方も、私は1年以上利用して危険な目に遭ったことは一度もありません。
無料で効果的な学習ができるデュオリンゴを利用して、本当に良かったと思っています。語学学習が生活の一部となり、3日坊主の私の人生が変わりました。
ただし、上記のような問題も懸念視されているようなので、個人が扱うパスワードは、付け入るスキを与えないほどの強力な英数字にしていた方がよさそうです。