Amazonアウトレットの「可」は買うべき?「非常に良い」との決定的な違いと失敗しない選び方
Amazonアウトレットで見かける、驚くほど安い商品たち。しかし、コンディション説明にある「可」という文字を見て、購入を躊躇したことはありませんか?
「『可』ってことは、ボロボロで使い物にならないのでは?」 「『非常に良い』と比べて、どれくらい品質が落ちるの?」
このように不安になるのは当然です。しかし、実はAmazonアウトレットの「可」は、選び方さえ間違えなければ「中身はほぼ新品」を格安で手に入れられる宝の山になる可能性を秘めています。
この記事では、Amazon公式の定義と実際のユーザー傾向を分析し、「可」と「非常に良い」の決定的な違いを解説。さらに、家電や本などカテゴリー別の「失敗しない選び方」をマニュアル化してご紹介します。
なお、実際に「可」と「非常に良い」の商品を同時に購入して、実物の傷や状態を徹底比較した検証レポートは以下の記事で詳しく紹介しています。実物の写真を見たい方は、合わせてご覧ください。

Amazon公式定義から見る「非常に良い」と「可」の決定的な差
Amazonアウトレットの商品は、Amazonの厳格な基準でランク付けされています。まずは、公式が定めている定義の違いを正しく理解しましょう。ここを知るだけで、地雷商品を避ける確率がグッと上がります。
【非常に良い】 梱包に多少の傷・へこみ・汚れがある商品。または、商品に目立たない傷がある商品。
【可】 梱包が破損している商品。または、商品に目立った傷がある商品。付属品が欠品している場合がある(使用に不可欠なものは除く)。
ここで注目すべき決定的な違いは以下の2点です。
1. 傷の「深さ」と「範囲」の違い
「非常に良い」は「目立たない傷」に留まりますが、「可」は「目立った傷」が含まれます。
2. 付属品の有無
ここが最大の落とし穴です。「非常に良い」や「良い」では基本的に付属品は揃っていますが、「可」の場合は「使用に不可欠ではない付属品」が欠品している可能性があります。
【カテゴリー別】「可」を買っても良いモノ・避けるべきモノ
定義がわかったところで、具体的に「どの商品なら『可』を狙っても大丈夫なのか?」をカテゴリー別に深掘りします。商品の性質によって、許容できるダメージのラインは異なるからです。
家電・ガジェット類(スマホ、PC周辺機器、白物家電)
家電の場合、コンディション説明文をよく読む必要があります。「外装に多少の損傷があります」と書かれているだけなら、箱が潰れているだけで中身は新品同様のケースが多く、これは「買い」です。
しかし、「商品に傷があります」とある場合、スマホやモニターなど「画面を見るもの」や、デザイン重視の家電で「可」を選ぶのはリスクが高いです。
本・コミック・雑誌
本のアウトレットにおける「可」は、カバーの折れ、帯の欠損、多少の日焼けなどが該当します。ページが破れて読めないようなものは出品されません。
食品・飲料
食品におけるAmazonアウトレットは、主に「賞味期限が近づいている」ものが大半です。 Amazonでは賞味期限が45日を切るとアウトレット品扱いとなります。
失敗しない!Amazonアウトレットの選び方3ステップ
最後に、Amazonアウトレットでの購入で失敗しないための具体的な手順をまとめます。
STEP1:コンディション詳細の「具体的な記述」を見る
単に「可」というランクだけを見ず、その横にある詳細説明を必ず確認してください。
「外装に多少の損傷があります」のみ → 大当たり(中身はほぼ新品)
「商品の上部/側面に傷があります」 → 傷の場所をイメージして許容できるか判断
「付属品に欠品があります」 → 何が無いのかを確認(重要パーツなら避ける)
STEP2:返品ポリシーを味方につける
Amazonアウトレットの最大の強みは、中古品扱いでありながらAmazonの30日間返品保証が適用されることです。
STEP3:価格差を冷静に判断する
「可」と「非常に良い」の価格差が数百円しかない場合、精神衛生上「非常に良い」を選んだ方が満足度は高いです。 逆に、数千円〜数万円の差がある高額商品の場合は、多少の傷を覚悟して「可」にチャレンジする価値があります。
まとめ:用途に合わせてランクを使い分けよう
Amazonアウトレットの「可」は、決して「安かろう悪かろう」だけのゴミではありません。
外箱のダメージだけで「可」になっている掘り出し物がある
実用重視なら、本や消耗品は「可」で十分
見た目が重要な家電は「非常に良い」以上が無難
このように、自分の用途に合わせてランクを使い分けるのが、Amazonアウトレット攻略の鍵です。
実際に私が「可」の充電器を購入した際は、傷などほとんど気にならないレベルでした。その時の詳細な検証結果については、ぜひ以下の親記事を参考にしてみてください。



