エアウィーヴの寿命はどのくらい? ヘタリを遅らせるメンテナンス方法と買い替えのサイン

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エアウィーヴは「高耐久」だが永遠ではない。

エアウィーヴは、その独自のエアファイバーという素材(ポリエチレン樹脂を編み込んだもの)により、一般的なウレタンマットレスよりも高い耐久性を持つとされています。

しかし、どんな寝具にも必ず寿命はあります。「高価な買い物だからこそ、できるだけ長く快適に使いたい」と考えるのは当然です。

この記事では、エアウィーヴの公式な寿命の目安から、ヘタリを最小限に抑え、快適な寝心地を長持ちさせるための具体的なメンテナンス方法、そして最終的に買い替えを検討すべきサインまでを、深く掘り下げて解説します。

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エアウィーヴの寿命:公式目安と実際の耐久性

【公式】エアファイバーの寿命目安

エアウィーヴの公式サイトや製品情報によると、コア素材であるエアファイバー(中材)の耐久年数は、使用状況にもよりますが、おおよそ「7年~10年」を目安としています。

これは、一般的な高反発ウレタンマットレスが3〜8年、低反発ウレタンが2〜5年とされるのに比べると、比較的長い期間です。この耐久性の高さは、中材がポリエチレン樹脂でできており、へたりやすい「気泡(セル)」を持たないソリッドな構造であることに由来します。

寿命は「部分的なヘタリ」で決まる

エアウィーヴの「寿命」のサインは、マットレス全体が一律に劣化するよりも、特定の部位、特に最も体重がかかる「」や「お尻」の部分が先にへたってくることで現れます。

この部分的なへたりが、寝ている間に体が沈み込みすぎる原因となり、理想的な寝姿勢である「立っているときと同じS字カーブ」が保てなくなり、結果として腰痛や肩こりの原因となるのです。

寿命を縮めるNG行為

以下の行為は、エアファイバーの耐久性を損ない、寿命を縮める可能性があるため注意が必要です。

・直射日光に当てる:エアファイバーの主成分であるポリエチレン樹脂は熱に弱く、変形や劣化の原因になります。

・高温な場所に放置する:夏場の締め切った車内など、40度以上の環境下に長時間置くのは避けましょう。

・特定の場所にのみ負荷をかけ続ける:適切なローテーションを行わないと、特定の部位にのみ負担が集中し、その部分のへたりが早まります。

寿命を延ばす!ヘタリを遅らせる具体的なメンテナンス方法

エアウィーヴを長く快適に使うためには、適切な「ローテーション」と「中材の洗浄」が非常に重要になります。

定期的なローテーションで負荷を分散する

ローテーションは、特定の部位への負担を分散させるための最も基本的なメンテナンスです。特に、中材が3分割されているモデル(S-LINEや四季布団などの一部モデル)では、より細かく調整が可能です。

(モデルタイプ)
・一体型 (基本モデル)
・3分割モデル (S-LINEなど)

(推奨ローテーション頻度)
・2〜3ヶ月に一度
・2〜3ヶ月に一度

(実施するローテーション)
・頭-足の入れ替え または 裏返し
・頭-腰-足の入れ替え

【3分割モデルの最強ローテーション】

3分割モデルの場合、最も負荷のかかる「中央のパーツ(腰部)」を、負荷の少ない「頭部」や「足部」のパーツと入れ替えるのが非常に効果的です。

・頭部パーツを中央(腰)へ移動
・中央(腰)パーツを足元へ移動
・足元パーツを頭部へ移動

このローテーションを裏返しと組み合わせることで、1枚のパーツにつき6パターンの使い方が可能となり、ヘタリを極限まで遅らせることができます。

【裏技】中材を「熱」で復元させる方法

エアファイバーは熱に弱い性質を持ちますが、この特性を逆に利用して、へたった部分を一時的に復元させる裏技が存在します。

※注意点: 40度以上の熱湯を使用するため、必ず自己責任で慎重に行ってください。また、過度な熱は変形・劣化を早めるため、頻繁に行うのは避けましょう。

・へたっている部分を特定する:特に沈み込みが気になる腰やお尻の部分の中材を取り出します。

・40℃~50℃のお湯を準備する:バスタブや大きな容器に、中材が浸かる程度の熱めのお湯を張ります。

・お湯をかける(または浸す):へたった部分に40℃~50℃のお湯をゆっくりとかけ、全体を温める。または、変形がひどい場合は、一時的にお湯に浸します。

・冷水で急激に冷やす:温まった直後に、シャワーなどで冷水(水道水)をかけて急激に冷やします。

・自然乾燥させる:水気をよく切り、直射日光を避け、風通しの良い場所で完全に乾かします。

温めて繊維の形を緩め、急激に冷やすことで元の形状に戻ろうとする原理を利用した方法です。これにより、若干の反発力が戻ることが期待できます。

中材の「水洗い」で清潔さと弾力性を保つ

エアウィーヴは、カバーだけでなく中材も水洗いできるのが最大のメリットです。

・頻度:年に1〜2回、季節の変わり目などに洗うのがおすすめです。

・方法:中材をシャワーで洗い流すだけでOKです。汚れがひどい場合は、中性洗剤を使います。

・効果:汗や皮脂の汚れを取り除き、清潔さを保つだけでなく、繊維に付着した不純物がなくなることで、本来の弾力性や通気性を維持する効果もあります。

エアウィーヴを買い替えるべきサイン

寿命目安の年数に達していなくても、寝心地が悪くなったと感じたら買い替えを検討すべきサインです。

触感と見た目によるチェック

・異常な沈み込み:最も体重のかかる腰やお尻の部分に、目視できるほどの凹みや、他の部分と比較して明らかに柔らかくなっている感触がある。

・カビや異臭:中材を洗っても取りきれない、カビの黒ずみや不快な異臭がある。

・粉状のカス:中材のエアファイバーが経年劣化により砕け、粉状の白いカスが出るようになった。

寝姿勢によるチェック(最も重要)

・起床時の体調:寝る前は元気なのに、朝起きた時に腰や背中に痛みを感じるようになった。

・寝返りのしにくさ:体がへたった部分に深く沈み込み、寝返りが打ちにくくなった。

寝返りは睡眠中の血行を良くし、疲労回復を促す重要な動きです。

これらのサインが見られた場合、そのマットレスはすでにあなたの体格や体重を適切に支えられておらず、健康を損なうリスクがあります。特に体調面での変化は、買い替えを検討すべき最も重要なサインです。

まとめ:賢くメンテナンスして長持ちさせよう

エアウィーヴの寿命は7年~10年が目安ですが、その耐久性は日々のメンテナンスに大きく左右されます。

(寿命を延ばすためのアクション)
・定期的なローテーション (特に3分割モデル)
※実施頻度
・2〜3ヶ月に一度
※目的
(負荷を分散させ、部分的なへたりを防ぐ)
※実施頻度
・中材の水洗い年に1〜2回
※目的
・清潔さを保ち、本来の弾力性を維持する
・40℃〜50℃のお湯での復元 へたりの進行を感じた時のみ
・一時的に反発力を回復させる

これらのメンテナンスを適切に行うことで、エアウィーヴの「購入後すぐへたるのではないか?」という不安は解消され、公称の寿命よりも長く、最高の寝心地を維持できる可能性が高まります。

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